2016年の2回目のインシーズンテストが12日(火)にイギリスのシルバーストン・サーキットでスタート。午後から雨となった初日は、フェルナンド・アロンソ(マクラーレン・ホンダ)がトップタイムを記録した。若手ドライバーテストの意味合いもあるインシーズンテスト。フェルナンド・アロンソ、カルロス・サインツ(トロ・ロッソ)、リオ・ハリアント(マノー)以外は、開発ドライバーや若手ドライバーがテストを行っている。
また、メルセデスは、ピレリの2017年F1タイヤのテストも並行して実施。普段はマノーでレースをするリザーブドライバーのパスカル・ウェーレインが、2014年F1マシンのW05でタイヤテストに専念した。シルバーストンには午後から雨が降り、各ドライバーのベストタイムは午前中に記録されたものとなった。初日のトップタイムは、フェルナンド・アロンソが記録。F1イギリスGPでは使用されなかったソフトタイヤで午前中に1分31秒290をマークした。2番手タイムは、メルセデスのテストを担当したエステバン・オコンが記録。ルノーのリザーブドライバーでありながらもメルセデスとも契約するエステバン・オコンは、123周を走行して、アロンソと1.5秒差となる1分32秒833をマークした。3番手タイムは、今年GP2に参戦し、ウィリアムズのリザーブドライバーを務めるアレックス・リンが記録。エステバン・オコンとは1.6秒差、フェルナンド・アロンソとは3.1秒差だった。4番手タイムは、フェラーリのテストを担当した育成ドライバーのシャルル・ルクレールが記録。F1イギリスGPでハースのマシンをドライブしたルクレールは、フェラーリのF1マシンを初体験した。5番手タイムは、フォース・インディアのニキータ・マゼピン(17歳)が記録。6番手のカルロス・サインツ(トロ・ロッソ)を0.013秒上回ってみせた。7番手タイムは、ハースのサンティノ・フェルッチが記録。F1マシン初走行となったアメリカ人ドライバーは55周を走行して1分34秒866をマークした。ピレリのタイヤテストを担当したパスカル・ウェーレイン。タイヤサイズは現行と同じだが、構造素材とコンパウンドは2017年F1タイヤのプロトタイプとなっている。ウェーレインは、マノーのカーナンバー94ではなく、メルセデスのテストナンバーの一つである23をつけて走った。9番手タイムはリオ・ハリアント(マノー)、10番手タイムはルノーをドライブしたセルゲイ・シロトキン、11番手タイムはレッドブルをドライブしたピエール・ガスリーが記録した。レッドブルは、最初のインスタレーションラップでハローを装着してテストを実施した。2016年 F1シルバーストン インシーズンテスト 初日順位ドライバーチームベストタイム周回1フェルナンド・アロンソマクラーレン1分31秒2901052エステバン・オコンメルセデス1分32秒8331233アレックス・リンウィリアムズ1分34秒433544シャルル・ルクレールフェラーリ1分34秒477195ニキータ・マセピンフォース・インディア1分34秒521356カルロス・サインツトロ・ロッソ1分34秒725917サンティノ・フェルッチハース1分34秒86655 パスカル・ウェーレイン(ピレリ タイヤテスト)1分34秒982489リオ・ハリアントマノー1分35秒6316410セルゲイ・シロトキンルノー1分36秒8914811ピエール・ガスリーレッドブル1分43秒89152
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