2014年2回目となるF1プレシーズンテストがバーレーンのサキール・サーキットで4日間にわたって開催された。シェイクダウン的な意味合いの強かった初回のヘレステスト後、各チームがどれだけレースにむけてクルマを煮詰めていくかに注目が集まった今回のバーレーンテスト。
引き続き好調さを発揮したのは、メルセデス勢。最多の323周を走行したウィリアムズを筆頭にメルセデス、マクラーレンが周回数で上位3位を独占。フォース・インディアを加えて合計で1147中を走破した。メルセデス勢は、信頼性だけなく、パフォーマンス面でも他をリード。最終日にニコ・ロズベルグがこれまでの最速タイムとなる1分33秒283をはじめ、全日程でトップタイムを記録した。フェラーリ、ザウバー、マルシャのフェラーリ勢は、ややトラブルに悩まされたテストとなった。特にマルシャはトラブルに見舞われ、合計でわずか29周に留まった。パフォーマンス面でも、フェラーリはメルセデスと2〜3秒遅れのパフォーマンスとなった。ルノー勢は、相変わらず苦しい状況となっている。ケータハムが253周を走行したものの、レッドブル、トロ・ロッソ、ロータスの4チーム合計で619周、1チーム平均では154周とパワーユニット別にみると最下位。ルノー自体もいまだヘレステスト中盤に望んでいた状態であることを認めており、パフォーマンスを追求するには程遠い状況となっている。チーム周回数ウィリアムズ323周メルセデス315周マクラーレン296周フェラーリ287周ケータハム253周ザウバー240周フォース・インディア213周トロ・ロッソ139周レッドブル116周ロータス111周マルシャ29周エンジン周回数メルセデス1147周ルノー619周フェラーリ556周