久々となるシーズン中の公式テストが1日(火)、イタリアのムジェロ・サーキットでスタートした。初日はウェットコンディションでスタート。昼食前にドライで走行できるまで回復したが、午後は天候が悪化。各チームのテストプラグラムに大きな支障をきたした。また初日はテストドライバーなど走行経験の少ないドライバーがラインナップされていたが、満足な走行をすることはできなかった。
マーク・ウェバー (レッドブル)「今日は天候が良くなったので、ドライであまり多くの走行をすることはできなかった。実際、スリックでまともに走れたのは一回だけだった。昼食後に雨が降ったけど、利用できるウェットタイヤの数が制限されているのであまり多くのことはできないんだ。次の2日間はもっと良くなることを願っている。重要なテストだ。収集しなければならない情報はたくさんある。今日は予想通りにはいかなかったけど、次の2日間で必要な情報を得られると楽観的に捉えている。ここは素晴らしいトラックだ。ドライバーにとってとてもチャレンジングだし、とても速い。将来ここでレースをすることになるかはわからないし、誰にもわからないことだけど、今日ここで見た観客は非常に特別だった。多くの人が観に来てくれたし、それは素晴らしいことだ」フェルナンド・アロンソ (フェラーリ)「雨は残念だったし、それによってテスト初日の走行が難しくなってしまったことは、もっと多くのショーを見れたはずの観客にとって残念なことだった。僕たちにはかなり忙しいプログラムがあったけど、なんとかその一部を実施できただけだった。そのため、重要な評価をするのは不可能だった。特にほとんどドライで走れなかったからね。僕に言えるのはこのトラックで再び走れたことは喜びだったということだけだ。ミナルディでテストをした201年が最初で最後だ。素晴らしいトラックだし、レースが出来れば素晴らしいだろうね!」ニコ・ロズベルグ (メルセデスAMG)「午前中は僕にとって良いセッションだったし、僕たちのテストプログラムのポジティブなスタートだった。マシンにいくつか新しいパーツを持み、シーズン中に進めているプロセスがうまく機能しているのを確認できて嬉しかったよ。午前中にウェットコンディションでいくつかのことを学ぶことができたし、それは常に有益なことだ。いくつかの教訓を得ることができた。ムジェロは印象的なトラックだ。とても速いし、運転していて楽しい。高速コーナーがあるのでバルセロナでの次のテストのためにも良い準備になる。木曜日に再びマシンに戻ってプログラムを続けるのを楽しみにしている」ミハエル・シューマッハ(メルセデスAMG)「残念ながら、午後は天候によって運転するのがほぼ不可能だったので、トラックでそれほど生産的な作業を成し遂げることができなかった。なので、明日のためにベストな方向性でマシンを準備するためにも午前中にいくつかデータを収集できてたのは良かった。午後は、文字通り、意味のある走行ができるかチェックするために出て行っただけだった。そうではなかったけどね。でも、少なくとも短い瞬間であってもマシンが走行するのを雨のなか待っていてくれた観客に見せることができた。でも、久しぶりにムジェロに戻れて嬉しかったし、ティフォシがとても温かく迎えてくれたことも嬉しかった」ジェローム・ダンブロシオ (ロータス)「やっとE20に乗れて最高だったし、このチャンスを与えてくれたチームに改めて感謝したい。素晴らしいマシンだし、特にドライではすぐに快適に感じられた。今日は天候によってやれることが限られてしまったのは本当に残念だったけど、雨の予報は数日前からわかっていたので大きなショックではなかった。ウェットとドライで20周走ることができたし、マシンについて十分な知識を得ることができた。この経験を得たことでチームのためにもっと役に立てるだろう」ジュール・ビアンキ (フォース・インディア)「午前中はトラックが乾くのをしばらく待たなければならなかった。マシンのシステムをチェックするためにインターミディエイトで何周かして、コンディションが改善したときにマシンに自信を得て、路面コンディションを感じるためにドライタイヤ(ミディアム)でトラックに戻った。空力をチェックするチャンスもあったし、いくつか良い空力データを得ることができたけど、全ての開発物をテストするのは難しかったので、今週後半にやらなければならない」ジャン・エリック・ベルニュ (トロ・ロッソ)「今回がムジェロの初めての訪問だし、天候は良くなかったけど、サーキットでの時間は楽しかったし、本当に運転するのに素晴らしいトラックだね。僕が完了したドライラップではマシンはいい感じだったけど、技術的な面ではあまり多くのことは言えない。やる遂げるプログラムがあるけど、雨によってここに持ち込んだ新しいエレメントの評価を始めるのを明日まで待たなければならなくなかったからね。午前中のあるポイントでコースオフしてしまった。少し激しく攻めすぎてスピンしてしまい、リアホイールがグラベルでスタックしてしまった。でも、マシンにダメージはなかったよ」バルテリ・ボッタス (ウィリアムズ)「残念ながら、テストには理想的な天候ではなかった。でも、トラックが少し乾いていた午前中に何度かエアロ走行ができたし、有益なデータを集めることができた。僕たちはコンディションを最大限に生かすことができたと感じているし、やれるだけのことはやれたと思う。トラックは本当に素晴らしいのでドライで多くの走行ができなかったのは残念だ」シャルル・ピック (マルシャ)「今日は天候が常に変わっていたのでリズムを掴むのが難しかった。常にマシンについて多くのことを学べるので、全ての走行が僕たちにとっては有益だ。でも、明日の午前中は、ドライコンディションでよりタイヤ作業に集中することに費やしたい。空力開発は良さそうだけど、バルセロナに準備できるように次の2日間で調査することはたくさんある。短い一日だったけど、有益だった」ロドルフォ・ゴンザレス (ケータハム)「午後は、天候によってもちろんフラストレーションが溜まったけど、ここでムジェロテストでチームと良い良い一日を過ごすことができた。このトラックは大好きだ。過去に国際F3でここで勝ったことがあるので、今朝F1カーで戻ってこれたのは素晴らしい経験だった。もとろん、もっとドライで走行したかったけど、今日は最速タイムを記録することは重要...