ルノーのF1エンジン責任者を務めるレミ・タフィンは、燃焼エンジンにはまだ“長い未来”があると考えている。自動車業界の傾向は電気自動車へと向かっており、モータースポーツの分野でもフォーミュラEを筆頭に燃焼エンジンを搭載しないオール電化のシリーズが増えてきている。
だが、F1の最高技術責任者を務めるパット・シモンズは、最近、2025年の次世代F1エンジンにストローク化を推奨するなど、まだまだF1は燃焼エンジンを継続していく意思をみせている。「多くの人々は燃焼エンジンは墓場に向かっていると話しているけど、私は燃焼エンジンには長い未来があると思っている」とレミ・タフィンはコメント。「現在のエンジンを見てみてほしい。我々はできる限り燃料を効率的に燃やすことにおいて非常に良い仕事をしている。問題は、我々が達成したことをとても粗末に訴求していることだ」「だが、エンジンはハイブリッドの部分によって非常に効率的なわけではない。燃焼エンジンもその大部分を提供している。我々はそれをもっと明確にする必要がある」「将来の問題はハイブリッドの部分を増やすべきか、もしくは環境に優しい燃料を使うべきかどうかだ」
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