ルノーF1チームは、違法と判断されたブレーキバイアスシステムを異議申し立てという方法で告発したレーシングポイントを非難した。ルノーF1チームのブレーキバイアスシステムは“ドライバーエイド”と判断されてF1日本GPを失格となり、ダニエル・リカルドの6位とニコ・ヒュルケンベルグの9位は無効となった。
FIA(国際自動車連盟)は、ルノーのブレーキバイアスシステムを“ドライバーエイド”としたが、技術的には違法ではなかった。ルノーのF1チーム代表を務めるシリル・アビテブールは、レーシングポイントはイノベーションを照会するために異なるアプローチをとるべきだったと批判する。「彼らが我々とFIAに疑念を抱いていたならば、我々はそれを説明することができた」とシリル・アビテブールはコメント。「彼らがそれを起こった方法について問題を提起しなければならない。彼らには選択肢があった」「彼らはFIAに技術的な指示を出すように頼むことや、レースの週末以外に質問することもできた。それが常に行われている方法だ」「だが、レーシングポイントでは合意は反し、代わりに数週間にわたって12ページの関係書類を用意し、我々がポイントを獲得する適切な瞬間を待ってした」ルノーを支持する匿名のチーム代表は「レーシングポイントは、このような事柄をまずは内部で明確にしようという紳士協定に明らかに反した」と語った。シリル・アビテブールは、将来のためにF1チーム間で明確な行動規範に合意することを望んでいると語る。「我々に起こったことは誰にでも起こりうることだ」とシリル・アビテブールはコメント。また、シリル・アビテブールは、冬にダニエル・リカルドのマシンに搭載されたGoProの映像で疑いが生じたというレーシングポイントの主張を否定した。「人々はチームを変更し、すべての詳細を知らずに古いチームの名前を黒く塗りつぶす」とシリル・アビテブールはコメント。「これは他のチームのテクノロジーに関する知識を得る方法でもある。もし望むなら、おそらくパドックのすべてのチームに対して議論をすることができる。だからこそ、ゲームのルールを書き直したい」シリル・アビテブールは、それがルノーが失格の控訴をしなかった理由の一部だと述べた。「他のチームが見るためにさらに技術的な詳細を明らかにしなければならなかっただろう」