ルノーF1のチーム代表シリル・アビテブールは、F1ロシアGPで11番グリッドと12番グリッドを走らないという戦略的決定は“気まずい”ものだっとしながらも擁護した。F1ロシアGPの予選ではパワーユニット交換によって後方グリッドからスタートすることが決定している3台がQ2に進出。3台は走行する可能性が低く、ルノーはスタートで自由にタイヤを選べる最前列である6列目グリッドを確保するアドバンテージがあることに気付いた。
今年、ルノーは全体的にタイヤに厳しいマシンとなっており、Q3に進出して中古のハイパースタートでスタートすることを避けたいと考えた。「ベストを尽くさないことを自発的に決断するのは奇妙なことだし、少し気まずかった」とシリル・アビテブールは Autosport にコメント。「ペナルティとタイヤ、デグラデーション、Q2タイヤがスタートタイヤになるという全体の状況についてのものだったと言える。何かあるとすれば、それはルールを設定している全ての人々への小さなメッセージだ」「我々は今シーズンはかなり前から11番手と12番手を確保することについて話してきた。明らかにアドバンテージがあるからだ。ペナルティの背後に可能性があることは明らかだった」「モニターしたいことがいくつかあった。ひとつは何台がQ2に残るかだ。ペナルティを受ける5台がQ2に残れば、どのタイヤでもQ3に進めたはずで面白くなっただろうし、そのあとは通常Q3はハイパーソフトを持っている」「Q1で我々が見たかった2つ目のことは、我々の潜在的なペースだった。通常のストレートな予選セッションになった場合、我々はQ3でどの位置で終わるだろうか」「実際、5番手からスタートできるのであれば、11番手スタートよりも良いが、残念ながらここでの我々のペースを考えれば、5番手は無理だっただろう」「我々は実際にそれを求め、現在のセットアップでもっと良いポジションにいれるかもしれないという一定の推測を終わらせることに決めた」「シンガポールではそれは非常に目に見えていた。11番手、12番手、13番手が、7位、8位、9位のようなポジションでフィニッシュした。それは極端なものだった」「だが、ハイパーソフトが出てくるたびに、それはミッドフィールのチームのグループに起こることでもある」関連:【動画】 F1ロシアGP 予選 ダイジェスト
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