ルノーF1のアドバイザーを務めるアラン・プロストは、2018年のマクラーレンへのエンジン供給契約が、ワークスルノーに“ポジティブなプレッシャー”を生み出していると語る。ルノーはすでにレッドブルとの競争に直面しているに関わらず、2018年からもうひとつの強豪チームであるマクラーレンにパワーユニットを供給することには一部から疑問の声も挙がっている。
しかし、アラン・プロストはマクラーレンへのパワーユニット供給はメリットしかないと考えている。「プレッシャーを生み出すことになるだろう。我々のフィールドにもうひとつのコンペティターを得ることになるのだからね」とアラン・プロストは Autosport にコメント。「だが、我々はそれをわかっているし、それがポジティブなプレッシャーになることを願っている。実際、我々は全員を倒さなければならないのだからね」アラン・プロストは、ルノーが2017年に進歩を果たしたと述べ、最終戦でコンストラクターズ選手権6位を奪取したことは正当な報酬だったと考えている。「シーズンを要約すれば、6位はそれほど悪い成績ではない」とアラン・プロストはコメント。「シーズン後半の最後はほとんどの時間でパフォーマンス的に4位のチームに非常に近づいていた」「我々は信頼性問題が発生していた。信頼性に問題があるときは、パフォーマンス面を下げる必要がある」「言い訳をするつもりではないが、アブダビでは全てがまとまっていれば、プレッシャーがかかっていても、それを成し遂げることができるということを我々は示した」「望めばもう少し行けたかもしれないが、我々は少し安全にいきたいと考えていた。トップとのギャップはまだ大きいが、少なくとも全てを少しでも良くするためにそうするものだ。だから、非常にポジティブだ」「エンジンのパフォーマンスも改善させるつもりだが、それは常にリスクであり、我々にとって常に挑戦だ」アラン・プロストは、ルノーのようなワークスチームであっても、コンストラクターズ選手権で7位から6位になったことにより、追加で650万ドル(約7億3000万円)を得られたことは大きな後押しになると認める。「お金は重要だ。より多くのお金を得るということは、他チームが少なくなるということだからね!」とアラン・プロストはコメント。「実際、最終戦は非常に重要だった。冬の間のスタッフのモチベーションにもなるし、プレッシャーが軽減して、働くことがより楽しくなるからね」また、アラン・プロストは、シーズンが終了する前にニコ・ヒュルケンベルグのチームメイトとしてカルロス・サインツを獲得するという決断も鍵となる動きだったと付け加えた。「我々にとって非常に重要なことだった。もちろん、2018年末に彼をキープできているかどうかはわからないが、我々はまだワールドチャンピオンのポジションにはいないので、このような選択をしなければならなかった」「来年は非常にオープンなのでマーケットで何が起きるか見ていくつもりだ。我々はカルロスとニコと一緒に仕事に集中する必要がある」
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