ルノーは、来シーズンをもってフォーミュラEから撤退。F1でトップに返り咲くためにリソースを集中させる。25日(水)、日産自動車は2018/2019年シーズンからルノーのエントリーを引き継いでフォーミュラEに参戦することを発表。ルノーは、フォーミュラEから撤退し、F1での成功を追求するためにリソースを集中させることになった。
ルノーは、フォーミュラEがスタートした2014年にDAMSと提携してe.damsとして参戦を開始。2015/2016シーズンからはe.damsとのパートナーシップを強化し、3年連続でチームタイトルを獲得。2015/16シーズンにはセバスチャン・ブエミがドライバーズタイトルを獲するなど、フォーミュラEのトップチームとして活躍している。ルノーは、フォーミュラEから撤退することによって、F1で目指す“アグレッシブなゴール”の達成に集中できると述べてた。「我々はフォーミュラEでの最初の3年間で連続して素晴らしいチャンピオンシップを過ごすことができた。非常に安定したルノー e.damsの環境を生かしたコンペティティブな4年目のシーズンを楽しみにしている」とルノーのセールス&マーケティング担当ティエリー・コスカス上級副社長は述べた。「ルノーは、EV(電気自動車)のパイオニアとして、自分たちのEVカスタマーの利益に直結する高性能EVとエネルギーマネジメントについてフォーミュラEから非常に多くのことを学んできた」「シーズン4が終了した後は、我々リソースをF1のアグレッシブなゴールに集中させていくことになる。引き続き、日産とのアライアンスを通じてモータースポーツレーシングからの恩恵を受けることを楽しみにしている」 ルノーは、2016年にワークスチームとしてF1に復帰。初年度は7ポイントの獲得でコンストラクターズ選手権9位。今シーズンは、6位のトロ・ロッソと5ポイント差の7位につけている。関連:日産、フォーミュラEへの参戦を発表