ルノーは、トロ・ロッソのF1エンジン契約を解除する見返りとして、2018年にダニエル・リカルドの獲得をレッドブルに打診していたことが明らかになった。Autosport は、事情を知る複数の情報源の証言として、マクラーレンとトロ・ロッソがホンダとルノーのエンジンを交換する複雑な交渉のなかで、ルノーがダニエル・リカルドの獲得を求めていたと報道。
ルノーは、2018年のニコ・ヒュルケンベルグの新たなチームメイトを捜し求めており、トロ・ロッソがホンダにエンジンを変えることは、引き換えにレッドブルのドライバーの一人を獲得する良い機会だと捉えた。最終的にレッドブルはトロ・ロッソのカルロス・サインツを2018年にリリースすることに合意したが、必要な場合は翌年に連れ戻すことができるという条件をつけているという。情報筋によると、ある段階で交渉は暗礁に乗り上げ、ルノーは代わりにダニエル・リカルドの獲得を条件として提示したという。ダニエル・リカルドのレッドブルとの契約は2018年までとなっており、チームメイトのマックス・フェルスタッペンとともに2019年のドライバーマーケットのキープレイヤーになるとみらている。だが、レッドブルはダニエル・リカルドの放出には興味を示さず、最終的にルノーはリカルドを諦め、カルロス・サインツ獲得に注力したという。まだカルロス・サインツのルノー移籍は正式には発表されておらず、移籍のタイミングも明確にはなっていないが、レッドブルはサインツの移籍を祝福しているという。ルノーは、出来る限り速くカルロス・サインツを乗せたいと考えており、早ければF1マレーシアGPで移籍が実現し、トロ・ロッソはピエール・ガスリーを後任として起用すると報じられた。しかし、ジョリオン・パーマーは2017年末までルノーと契約を結んでおり、両当事者が合意しない限り、シーズン途中でのカルロス・サインツの移籍は実現しない。F1シンガポールGPの木曜記者会見に出席したジョリオン・パーマーは、シート喪失の可能性についての質問に喧嘩腰に答えた。「今年はあと7レースある。僕の将来については35戦くらい報じられてきたし、僕にとって新しいことではない。聞き流していいことだ。今年の大部分のレースと同じだし、何も変わってはない」とジョリオン・パーマーはコメント。「あと7レースあるし、僕はマレーシアにいる。アブダビまでレースをするよ」
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