ルノーは、2017年のドライバー決定を今月末以降に先送りした。ルノーは、現在のケビン・マグヌッセンとジョリオン・パーマーを残留させるか、もしくは新たなドライバーと契約するかについて、今月中に決定を下すとしていた。
ルノーは、セルジオ・ペレスとストフェル・バンドーンに興味を示していたが、セルジオ・ペレスはフォース・インディアに残留すると見られており、ストフェル・バンドーンは、2017年にマクラーレン・ホンダのドライバーを務めることが発表された。ルノーは、長期にわたってチームと一緒に成長する若手ドライバーを熱望しており、ルノーのレーシングディレクターを務めるフレデリック・バスールは、2017年のドライバー決定には時間がかかり、状況は変わりやすいと motorsport.com に述べた。「期限は設けていない。来年のバルセロナでのテストの一週間前だって契約はできる」とフレデリック・バスールはコメント。「確かに、我々はある程度の年齢のドライバーや経験あるドライバーよりも、若手ドライバーに注目している。我々はそれなりのスパンで計画を立てているからね。2020年にも活躍してくれるドライバーを見つけたい」「若手ドライバーに目を向ければ、毎週のように状況が変わる。経験あるドライバーならば状況は変わらない。彼らにとってそのような状況は昔の話だであり、彼らは自分のスキルと、何ができるのかということをわかっている」「しかし、ジュニアドライバーは、エステバン(オコン)を見ればわかるが、成長したりしなかったり、新たな機会を得たり得られなかったり、ということがある。だから、私は、決定を下すには時間がかかると理解した」「ある段階では決定を下そうと思っていた。だが、決定を延期したり、そのことでプレッシャーを感じないでいる方がいいと思った」ケビン・マグヌッセンとジョリオン・パーマーはまだルノーの候補から外れていないが、彼らがチームの決定を待つことで、より良いアイデアを持つことができるだろうと考えている。トロ・ロッソのカルロス・サインツは、レッドブルとの契約を延長したにも関わらず、ルノーとの接触が噂されている。また、ウィリアムズは、2017年もバルテリ・ボッタスと契約をしたことをまだ公にはしていない。フレデリック・バスールは、チームを刺激するような実力を持ったドライバーを求めており、そのようなドライバーがいればチームが成長する手助けをしてくれるだろうと考えている。「ドライバーはチームのスタッフをやる気にしてるくれる、そういう変化をもたらしてくれる人だ。1000人がシャシーやエンジンを作ってドライバーを支えている」「ドライバーがスタッフ全員からもっとやる気を引き出せれば、彼はもっと大きな成功を納めることができるだろう。シーズン中にステップアップすればするほど、スタッフのスキルも重要になってくる」「そういうわけで、私は(セバスチャン)ベッテルはこういう仕事ができるドライバーだと確信した。彼はすでにF3でそれができていたからね」「自分の周りにスタッフ全員を連れて、チーム全体にそれを確信させた。もちろんF1ではそういう姿勢が必要だ」
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