ルノーは19日、バルセロナでテストを再開した。しかし、一日を通して降り続いた雨により、チームは多くの走行を行わなかった。初日となる今日は、フェルナンド・アロンドとネルソン・ピケJr.が2台のR28で開発作業を担当。しかし、サーキットには一日を通して雨が降り続け、チームはテストプログラムの変更を余儀なくされ、予定していたセットアッププログラムを継続することができなかった。
両ドライバーの走行は限られたが、ウエット走行でのデータ収集や湿った路面でのマシンバランスの評価に取り組んだ。チームは、マシンのあらゆるシステムをチェックし、残りのセッション日に備えた。アロンソは16周を走行し、1分32秒820。ピケJr.は8周の走行に留まり、1分40秒073というタイムだった。フェルナンド・アロンソ「今日は寒くて雨も降っていたから、多くの走行を重ねても意味はなかった。ウエットでの走行も試したけど、とてもスリッパリーたっだので、多くの周回を重ねることはしなかったよ。午後まで天候の回復を待ったけど、改善されなかったから、早めに切り上げることにした。」ネルソン・ピケJr.「今日は天候が問題で、プログラムもやれることが限られてしまった。ちょっと走ってみたけど、多くを学べそうもなかった。明日から天候が回復することを願っているよ。」クリスチャン・シルク (チーフテストエンジニア)「天候によって乱された1日だったので、学ぶことも少なかった。このような日は、できるだけプログラムを調整しなければならない。我々は、いくつかの雨の中での走行で、マシンのバランスのチェックや基本的なシステムチェックを完了させて、雨を最大限に活用することにしたんだ。」