ルノーは、F1シンガポールGPに開発トークンを使用したF1エンジンのアップデートの投入を計画しているという。今シーズン、ルノーは完全に新しいスペックのエンジンを導入。F1バーレーンGPで小規模なアップデートを行い、F1モナコGPでも新たなスペックを投入している。
ルノーは、まだ21トークンを残しているが、大規模なアップデートは2017年の開幕戦までないと明言していた。しかし、その間にもさらなるアップグレードが検討されているという。ヴィリーのファクトリーのダイナモでポジティブな結果が得られたことを受け、ルノーは、次戦シンガポールGP、もしくはその次のマレーシアGPでアップデートを持ち込むことを目指している。ルノーのエンジン・テクニカルディレクターを務めるレミ・タファンは「今シーズンはまだもう少し引き出せる」とコメント。「シンガポールでもう少し引き出せるかもしれないし、シーズン終了までにどれくらい得られるか見てみるつもりだ」「現在、我々は来年に完全に集中しているが、次のレース、もしくは後のための開発もすでに計画されている」「我々が得られると考えているものが得られれば、ラップタイムでコンマ1〜2秒のゲインが期待している」次のアップデートが今シーズン最後のトークン消費になるかと質問されたレミ・タフィンは「もう少しあるかもしれない」とコメント。「より速いものがあるとき、来シーズンのためにそれを棚上げにするようなことはしない」レミ・タファンは、ルノーが残りのトークンすべてを使い切ることはないと考えており、今シーズンは3〜5トークンになると述べた。