ルノーは、フレデリック・バスールがF1チームのチームプリンシパルに就任したことを発表した。ルノーはF1チームの再編成を実施。これまでレーシングディレクターを務めてきたフレデリック・バスールは、今後、チームのパフォーマンスとリザルトに対して直接責任を負うことになる。シリル・アビテブールは、マネージングディレクターの役割を継続。ヴィリーのエンジン施設ではなく、イングランドに移動して、エンストンのチーム本拠地で運営を監督する。
ルノー・スポール・レーシングのジェローム・ストール代表は再編成について「我々のマネジメント構成において、シリルはマネージングディレクターという以前のポジションを保持する」とコメント。「しかし、彼は、ヴィリーとエンストンの2つのサイト間の調整だけでなく、エンストンで果たす必要のある改善に時間を集中していく。結果的に彼は近い将来、英国に移動する」「フレデリックは、チームのチームプリンシパルの肩書となり、チームのパフォーマンスとリザルトに対する責任を負う」「彼は、長く厳しいF1シーズンでの全てのレースでトラックオペレーションの管理、そして、F1エンジンとカスタマーレース活動の拠点であるヴィリー・シャティヨンでの日々の活動との間で彼の時間を分配していく」「我々としても、今年はエンストンでほぼ100名、ヴィリーで30名以上の人員追加を目標にしている。「それは、それぞれの分野におけるベストな人材を対象としており、短期間の仕事ではない」ジェローム・ストールは、ルノーがパワーユニットにおいて“パフォーマンスと信頼性において素晴らしいゲイン”を得たと感じているが、全体的に“もっと良いパフォーマンス”が必要だと考えている。しかし、ジェローム・ストールは12月に買収が完了したことを考えれば、再建プロセスはまだ初期段階だと認める。「我々は長いプロジェクトをスタートさせた。我々が成し遂げ、継続しているステップは、反復可能なパフォーマンス向上を確保し、今後数年で高いレベルを届けられることを重要だ」「7か月前にはルノーF1チームはなかったわけだし、我々は多くのことを達成してきた。今年のクルマを準備するだえでなく、持続可能な開発のための全ての建築用ブロックを配置してきた」「我々はパワーユニットのポテンシャルを目にしている。それは年単位の作業の結果であるが、今年の序盤にヴィリーで決定した戦略的な変化の結果でもある」「我々はもっと良いポジションでシーズンを終えるという野心を持ち続けている。だが、2018年にも表彰台を争うという長期的な目標は見失っていない」
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