ルノーのレーシングディレクターに就任したフレデリック・バスールが、新生ルノーF1チーム初となるプレシーズンテストを振り返った。ルノーは、テスト前半2日でトラブルに悩まされジョリオン・パーマーは79周しかできなかったが、後半2日はケビン・マグヌッセンが264周を走破した。「最初の2日間はちょっと難しかった」とフレデリック・バスールは述べた。
「我々は月曜日の朝5時にエンジンを始動させていたが、小さな問題に取り組まなければならないことは驚きではなかった」「誰もが仕事をしているし、燃料レベルやエンジン戦略を知るのはかなり難しい」「結局、我々は自分たちのいる位置についてほぼ想像することはできる。だが、正直、それが目標ではない。我々が中期的なプロジェクトとして強いチームを作り上げることを望んでいるのであれば、信頼性に集中しなければならないと思う」「バルセロナでパフォーマンスを追求するのは大きな間違いだろう」フレデリック・バスールは、数週間前はバルセロナに新車を届けるのは難しいゴールだと考えていたと述べた。「ここまでやらなければならないことはたくさんあった。最初の予選や2回目の予選で我々がどの位置にいるかをイメージするような時間はなかった」「とても厳しいことはわかっている。我々は12月末に企業を買収した。正直、その段階でエンストンでミーティングの場を持ったが、バルセロナを目標とするのは予想外だったと思う」「我々は段階的に考えなければならない。バルセロナに行き、我々は改善している。初日、2日目、3日目の間で良いステップを果たしたし、我々はこのように完全を続けていかなければならない」「11位、10位、9位、もしくは7位でスタートするかどうかは重要ではない。発表会でカルロス・ゴーンからロードマップの説明があったが、我々はどこに行かなければならないかをわかっている。どこからスタートするかは重要ではない。最後に目標に到達しなければならない」フレデリック・バスールは、チームを立て直すためにやらなければならないことはたくさんあると語る。「F1に関与し、目標を設定したいなら、目標に見合ったリソースを定めなければならない」「単に数の問題ではない。良い人材を集めなければならない。シーズン中にだいたい100名がチームに加わる予定だ。だが、少なくても、大したことではない」フレデリック・バスールがF1で忙しく働く間もARTのプログラムは続いていく。しかし、フレデリック・バスールは関与することはないと主張する。「ゼロだ! 週末のオフには注目を続けていくだろう。ちょっと忙しくなると思うし、他のことに集中するのはあまりに難しいだろう」「正直、目を離すことはないだろうが、結局、関与しないなら、何かをしようとしても意味はない」「ルノーのプロジェクトでやらんければならない仕事はたくさんあるし、邪魔されたくはない」「我々はタフな期間であることをわかっている。企業を買収したのはとても遅かったし、状況を管理し、リスクを冒さなければならなかった」「ここまで、私はエンストンとヴィリーで半分ずつ時間を過ごしている。シーズン中は様子を見てみるが、これは変わらないと思う」
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