ルノーは、シーズン開幕にKERSを準備することへの自信を深めている。チーム代表のフラビオ・ブリアトーレは、莫大な開発コストのためKERSの導入には否定的だったが、ルノーは開幕に間に合うようにKERSの準備を推し進めている。多くのF1チームは、オーストラリアGPでのシーズン開幕までにKERSを準備するかを保留にしているが、ルノーはここ数週間での進歩に楽観的だ。
ルノーF1チームのパット・シモンズは「クリスマス前は、KERSの基本的な作業でさえ、どうなるかとても心配だったと言わなければならない」と語る。「しかし、我々はクリスマスに素晴らしい進歩を遂げた。今はメルボルンのマシンにKERSを搭載することにより自信を持っている。保証はない。しかし、クリスマス前は非常に疑わしかったが、今は見込みあると言える」ルノーのKERSの進歩は、同じシステムを使用するレッドブルにとってもポジティブなニースといえる。ルノーは、先週のポルトガルでのR29の初テストは難しいものになったが、チームは予定している多くのエアロダイナミクスの改良が、彼らの状態を改善させると期待している。関連:KERS