ルノーは、エンジンを供給するF1チームが見舞われている問題をバーレーンテストまでに解決できると主張する。今週、ルノーエンジンを搭載するF1チームは信頼性に苦しんでおり、ルノーはヘレスで厳しい時間に直面している。最大の注目は、チャンピオンチームであるレッドブルが、3日間でわずか14周しか走行できていないことだ。
だが、ルノーは状況を改善するために木曜日の夜にヴィリーの拠点で作業を続けており、F1エンジン責任者のロブ・ホワイトは、現在抱えている問題はバーレーンまでに解決可能だと述べた。いずれにせよ、ルノーは最終日にチームが貴重な走行距離を稼げるように今週走行を妨げたソフトウェア問題の回避策に集中している。「我々は経験した問題を解決できるとかなり自信を持っている」とロブ・ホワイトは AUTOSPORT に述べた。「1つのマイナーな問題、もしくは本当に大きな間違いがトラブルを引き起こしているわけではない」「その代り、現在の理解、回避策において我々は大きな前進を果たしている。明日走行できるよう、多くの確証をもって夜通しダイナモで取り組んでいる」「それはカタチはどうであれ、我々が初日のスタートに予想していたことに似ている。それを達成できれば、そのあとはそれほどみすぼらしいことにはならないだろう」だが、ルノーとF1チームは今週複数の問題に苦しんでいると思われる。水曜日に発生したエネルギー貯蔵の問題は、その日の夜にハードウェアを変更することによって取り除かれた。しかし、それ以降もソフトウェアとマッピングの問題が発生。ルノーのパワーユニットのターボのブーストコントロールの作業に影響を及ぼしている。当面は、解決策として、クルマのパフォーマンス能力を低下させて走らせるという処置がとられている。トロ・ロッソとケータハムが遭遇した問題以上に、レッドブルのトラブルは深刻だ。オーバーヒートに苦しむレッドブルは、結果としてパーツの一部が燃えていた。レッドブル RB10のオーバーヒート問題は、クルマのアグレッシブなパッケージングに遺産だと考えられており、レッドブルとルノーがバーレーンまでに改良が必要なことはほぼ間違いない。ロブ・ホワイトは、来月のバーレーンでの2回目のテストまでに問題を解決する時間はあると考えている。「バーレーン以降に目を向ければ、利用できる時間を最大限に利用し、それ以降のために準備を整えることが狙いだ」「初テストでは完全に認識していなかった課題が浮き彫りになった。したがって、バレーンのために必要なステップアップはかなり大きい」「だが、我々はそこにたどり着く決意だし、それを約束する。問題を解決するためにチームと働いていく」
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