エンジニアリング会社であるメカクロームは、F1のエンジン凍結が最近の財政難の一因となっていると指摘した。F1とGP2、さらには航空業界と密接に関わっているメカクロームは、今週、最近の四半期の損失が1,750万ドルまで深まると発表した。モントリオールに拠点を置くメカクロームは、航空宇宙産業プログラムの遅れを「F1のエンジン開発の凍結と技術規定の変更と同じだ」と非難した。
同社は、ジェラール・カセラ社長が“リストラ計画”に着手し始めたと言う。90年代後半にスーパーテックとプレイフィールドとしてF1に関わっていたメカクローム社は、現在もルノーのワークスチームのエンジンアッセンブリー製造に関与している。同社はまたGP2シリーズのエンジンとギアボックスをルノーの名で生産している。