元F1ドライバーのラルフ・シューマッハは、レッドブルから新たな主要人物が離脱する可能性があるとの見方を示した。近年のレッドブルでは、クリスチャン・ホーナー、エイドリアン・ニューウェイ、ジョナサン・ウィートリー、ヘルムート・マルコといった重要人物がチームを去っている。さらに、マックス・フェルスタッペンの長年のレースエンジニアであるジャンピエロ・ランビアーゼも、2028年にマクラーレンへ移籍する予定となっている。
ラルフ・シューマッハはポッドキャスト『Backstage Boxengasse』で、チーフエンジニアのポール・モナハンが次にチームを離れる可能性があるとの噂に言及した。「そういう話を耳にする」とシューマッハは語った。「もちろん私自身が状況を完全に把握しているわけではない」「ただ、私が最も印象的だったのは、彼がかなり強い調子で発言したことだ。マックス・フェルスタッペンに反対したわけではないが」「彼は『我々はマックスのことをよく知っているし、状況は実際にはそこまで悪くない。物事は正しい文脈で捉える必要がある』という形で、フェルスタッペンの批判に対して一定のバランスを取ろうとしていた」「公式な立場の人物が、ある程度とはいえ異なる見解を示したのは初めてだった」モナハンはレッドブルがF1参戦を開始して間もない頃からチームに在籍しており、セバスチャン・ベッテルとフェルスタッペンの両時代にわたって数々の成功を支えてきた。しかし、レッドブルは新レギュレーション初年度となった2026年シーズンで苦戦を強いられており、フェルスタッペンの将来についても新たな憶測が浮上している。マルコ不在が大きな損失シューマッハは、現在のレッドブルの状況はヘルムート・マルコの不在によってさらに不安定になっているとの見解も示した。「何よりも、誰が欠けているのかを示している。そして私は何度でも言うが、それはヘルムート・マルコ博士だ」「彼は以前、その役割を担っていた。チームをしっかり支え、同時にドライバーたちの後ろ盾でもあった」「彼は明確な線引きを行い、明確な情報を発信し、方向性を示していた。それが最終的には大きな違いを生んでいた」シューマッハはさらに、マルコが舞台裏で果たしていた役割の重要性を強調した。「今のレッドブルに欠けているのはまさにその部分だ」「彼は多くの問題を解決し、重要なポジションに適切な人材を配置し、あらゆることが円滑に進むよう管理していた。その価値は過小評価されるべきではない」「そうしたものはすべて失われた。そしてディートリッヒ・マテシッツの死後、新たな企業体制も生まれた」レッドブルでは近年、チームを支えてきた主要人物の離脱が相次いでいる。フェルスタッペンの将来にも注目が集まるなか、シューマッハはポール・モナハンにも離脱の可能性があるとの見方を示し、チーム内部の変化が今後も続く可能性を示唆した。