レッドブルのチーム代表ローラン・メキースが、2026年に向けたドライバーラインアップ変更の理由を明かした。来季、アイザック・ハジャーが昇格し、マックス・フェルスタッペンの新たなチームメイトを務める。ハジャーは苦戦のシーズンを過ごした角田裕毅に代わって起用され、角田裕毅はテスト兼リザーブドライバーへと役割を移す。
レッドブルは2026年の新規定に向けて結果を安定的に獲得することを重視しており、21歳のハジャーにその役割を託す判断を下した。「原石のスピードがある」ハジャーの適応力を高く評価メキースは、ハジャーがF1で急速に適応を見せた点こそが、昇格の大きな決め手だったと語る。「彼はF1ルーキーイヤーで大きな成熟ぶりを見せ、非常に早く学習できるドライバーだ」とメキースは述べた。さらに、レースカテゴリー最重要の資質だと強調する。「最も重要なのは、彼がこのスポーツに必要不可欠な“生の速さ”を持っていることだ」「我々はアイザックがマックスと共に成長し、コース上で“魔法”を起こせると信じている」2026年は大きな挑戦「レッドブル・フォードと共に新時代へ」メキースは、新PU規定の2026年がチームにとっても大転換期であると指摘した上で、ハジャーと共に新時代を戦うことに期待を示した。「2026年はチームにとって大きな挑戦だ。レッドブル・フォード・パワートレインズとともに非常にエキサイティングな時代に入る。彼と一緒に何ができるのか楽しみにしている」フェルスタッペンの4人目のチームメイトにハジャーは過去3シーズンで4人目となるフェルスタッペンのチームメイトとなる。長年、フェルスタッペンの隣は“最難関シート”とされ、多くのドライバーが本来の力を発揮できずに苦戦してきた。それでもレッドブルは、2019年にジュニアプログラムへ加入してから約5年、ステップを着実に登ってきたハジャーに大きな期待を寄せている。
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