レッドブル・レーシングは、マクドナルドとの新たなスポンサー契約を発表した。これにより、世界的ファストフードブランドのマクドナルドがF1に初参入することになる。両者のコラボレーションは2025年F1サンパウロGP(ブラジル)からスタートし、マックス・フェルスタッペンと角田裕毅のRB21にマクドナルドのロゴが掲出される。今回のパートナーシップは、10月21日からの8週間限定で実施される。
ブラジル国内のマクドナルド店舗ではレッドブル製品の販売が開始されるほか、サンパウロ市内のドライブスルー店舗のひとつが“レッドブル・ピットストップ”仕様に変身。期間中は、ピット作業をイメージした演出や特別メニューなど、ファンがF1の世界観を体験できる企画も予定されている。マクドナルドのロゴは、フェルスタッペンと角田のマシンのヘイロー(頭部保護デバイス)およびチームガレージに掲出される予定で、世界的ブランド同士の異色コラボとして注目を集めている。また、レッドブルは一般向けのショーイベントも展開し、今回のコラボレーションをテーマにした限定アニメーションも制作されたという。レッドブルのマーケティング戦略とその狙い今回のマクドナルドとの提携は、レッドブルがこれまで積み重ねてきた“エナジー&ライフスタイル”ブランドの拡張戦略の一環とみられる。F1を通じて若年層やファミリー層へのアプローチを強化し、ブラジルという巨大市場でのプレゼンス向上を狙う動きだ。これまでレッドブルは、スポーツや音楽、ゲームなど幅広い分野でコラボを展開してきたが、マクドナルドのようなグローバル飲食ブランドとの公式連携は極めて珍しい。期間限定の取り組みながら、F1ファン層以外にも波及効果を生むマーケティング施策として注目される。角田裕毅にとっても注目の“世界的露出”角田裕毅にとっても、マクドナルドという世界的ブランドとのジョイントは大きな露出機会となる。特に、レッドブル・レーシング移籍後初の大型スポンサー契約として、チーム内での存在感強化につながる可能性がある。ブラジルGPでは、マクドナルドの“黄金のアーチ”を掲げたRB21が登場し、レッドブルが得意とする高地サーキットでの戦いに挑む。フェルスタッペンと角田、そして世界的ブランドとの融合が、サンパウロでどのような化学反応を見せるか注目だ。
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