クリスチャン・ホーナーは、メルセデスのジョージ・ラッセルに対する2件の抗議を巡り、レッドブルが意図的にラッセルを標的にしているわけではないと主張している。レッドブルは、マイアミGP後に27歳のラッセルが黄旗区間で十分に減速しなかったとして処分を求めた。この抗議が認められていれば、ラッセルは3位から降格し、マックス・フェルスタッペンがフロリダで表彰台に上がることになっていた。
この件に続き、カナダGPでも物議を醸すことになる。レッドブルはラッセルに対して、セーフティカー中の2件の違反行為についてスチュワードに抗議を申し立てた。その結果、レース結果はジル・ヴィルヌーヴ・サーキットでチェッカーフラッグが振られてから5時間以上経ってようやく確定する事態となった。マイアミGPと同様に、いずれの抗議も却下され、元の順位が変更されることはなかった。レッドブルがレース結果に異議を唱えた理由について問われたホーナーは、直近5戦で2度目の「ラッセルを標的にしたような抗議」であることを指摘された上で、それが偶然なのかどうかを問われた。「ジョージに対して個人的な意図があるわけではまったくない」と、51歳のホーナーはメディアに語った。「レギュレーションはかなりバイナリー(明確)で、非常にクリアだ。だから、我々は抗議を提出したんだ」
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