レッドブルのチーム代表であるクリスチャン・ホーナーは、2025年のF1でのホンダとのテクニカルパートナーシップが終了するのを前に声明を発表した。レッドブル・レーシングは2019年シーズンにホンダと提携して以来、大きな成功を収めており、マックス・フェルスタッペンは2021年から4年連続で世界選手権を制している。
ホンダは同シーズンの終わりにF1から正式に撤退したが、過去3年間はレッドブルに技術支援を継続してきた。2023年5月、ホンダは、エンジンとシャシーに大幅な変更が加えられる2026の主要なF1レギュレーション変更に間に合うよう、アストンマーティンとワークスパートナーシップを結ぶことを発表した。レッドブルは、米国の大手企業フォードが2026年のエンジン開発においてチームのパワートレイン部門と共同作業を行うと発表し、ホンダとの関係に終止符を打ったのは、その数か月後のことだった。クリスチャン・ホーナー、レッドブルとホンダの最後のシーズンを前に声明を発表レッドブルとホンダの提携の最終シーズンを前に、ホンダ・レーシング・グローバルの公式アカウント「X」が、ホーナーが声明を発表する動画を公開した。このビデオの中で、クリスチャン・ホーナーは、フェルスタッペンとセルジオ・ペレスが駆るRB19マシンが22戦中21勝を挙げた、F1チーム史上最も支配的なシーズンとなった2023年シーズンを、レッドブルとホンダの関係におけるハイライトとして挙げた。「2025年はホンダとレッドブルのF1パートナーシップの最終年になります」とクリスチャン・ホーナーはコメント。「7年前、私たちがそれまでのサプライヤーからホンダのパワーユニットに切り替えると発表したとき、一部の人々は私たちの決定に疑問を投げかけました」「しかし、その選択が正しかったことは数々の業績、例えば2023年の22戦中21勝という歴史的快挙により照明されました」「コラボレーションの採取シーズンを迎えるにあたり、レッドブルとHRCの双方が勝利のために全力を尽くすことを確信しています」「最後まで各々のレースで勝ち、さらに多くのタイトルを獲得するために私たちは共に努力を続けます」ホンダがアストンマーティンに切り替えることで、日本のメーカーは、昨年5月にレッドブルからの離脱を発表したF1デザインの第一人者、エイドリアン・ニューウェイと再び手を組むことになる。F1史上最多の200勝以上を挙げ、ドライバーズタイトルとコンストラクターズタイトルを合わせて26回獲得しているニューウェイは、3月にアストンマーティンに新設された技術パートナーの管理職に就任し、アストンマーティンの株主にもなる。ニューウェイは、現在のグラウンドエフェクトカーでレッドブルの成功を指揮した経験から、アストンマーティンが2026年のF1ルールに備える上で重要な役割を果たすことが期待されている。金曜日、アストンマーティンは大幅な人事異動を発表し、元メルセデス・エンジン部門のボスであるアンディ・コーウェルを新チーム代表に任命した。コーウェルは、グループCEOとしての現職と新職を兼任し、前任者のマイク・クラックは2025年からF1の首脳陣となる。これは、アストンマーティンにとって期待外れのF1 2024シーズンとなった後でのことである。アストンマーティンは、コンストラクターズランキングで4位のメルセデスに374ポイント差をつけられ、5位という遠い結果に終わった。