エイドリアン・ニューウェイは現在、レッドブルのF1ライバルに加わる計画は「ない」と主張し、「少し休みたい」と認めた。今週初め、レッドブルはセバスチャン・ベッテルとマックス・フェルスタッペンを複数のワールドチャンピオンに押し上げたマシンの設計で重要な役割を果たしたエイドリン・ニューウェイが、約20年にわたる勤務を終えてミルトンキーンズに本拠を置くチームを去ることを発表した。
今年に入りレッドブルの内部政治が分裂する中、エイドリアン・ニューウェイはチームを去る時が来たと感じたようだ。ハイパーカーRB17の開発は続けるものの、F1への関与からはは離れ、2025年3月から自由に他のチームに参加できるようになる。そうすれば、エイドリアン・ニューウェイには2026年のF1レギュレーション変更に向けて変化をもたらす時間がまだ与えられることになるが、フェラーリからの強い関心がある中、65歳のニューウェイは、まずはある程度の休暇が必要なため、現時点ではライバルチームへの移籍の「計画はない」と語った。「F1はすべてを消費するもので、私は長い間F1に取り組んできた」とエイドリアン・ニューウェイはSky Sports F1に語った。「2021年はメルセデスとのタイトなチャンピオン争いで本当に忙しい年だったし、同時にこの世代のマシンの父となるRB18の研究開発にも全力を注いだ」「分からないが、フォレスト・ガンプが言ったように『少し疲れてきた』と感じる時が来るものだ」いつからこの決断を考えていたのかと尋ねられたエイドリアン・ニューウェイは「正直に言えば、少し前からだ」と語った。「冬を少し越してから、今年の出来事が展開していくにつれて、私は生きていくために働かなくてもいい、とても幸運な立場にいるのだと思った」「私はそれが楽しいから仕事をしているが、今は一歩下がって、少し休んで、人生を見直す良い時期だと感じた」「マンディと妻、そして犬たち、おそらくたぶん旅に出ることになるだろう。キャンピングカーか何かを買って、フランスを旅して、ただ人生を楽しむ」「そして、いつかはわからないけど、シャワーを浴びながら『次の冒険をするんだ』と言うかもしれない。今のところ、計画はない」2025年にメルセデスからフェラーリに移籍するルイス・ハミルトンは、エイドリアン・ニューウェイがF1で一緒に働きたい人物のリストの最上位に入るだろうと語った。ハミルトンのコメントを受けたニューウェイは「正直なところ、ルイスがそう言ってくれるのはとてもある意味で嬉しいし、とても光栄だよ」と答えた。「でも、今は少し休んで、次に何が起こるかを見る時期なんだ」
全文を読む