レッドブル・レーシングは、2024年のF1世界選手権に参戦するために1063万ドル(約15億6000万円)のエントリーフィーを支払う。これはFIA(国際自動車連盟)が徴収する3,400万ドル(約50億円)以上のエントリー料のほぼ3分の1を負担することになる。来季のチャンピオンシップのエントリーは12月10日までに提出する必要があり、2023年のコンストラクターの成績に基づいた加重料金が含まれる。
そのため、コンストラクターズチャンピオンのレッドブルが最も多く貢献する一方、ランキング10位に入ったハースが最も少ない金額を支払うことになる。F1スポーツレギュレーションには各チームのエントリー料が規定されており、10チームすべてが基本額938,884ドル(約1億3800万円)を支払う。それに加えて、コンストラクターズチャンピオンであるレッドブルには1ポイントあたり11,265ドル(約165万円)が加算される。レッドブルは、2023年中に860ポイントを獲得したため、2024年の参加費は1063万ドル(約15億6000万円)となる。2023年のエントリー料が949万ドル(約13億9000万円)だったのと比較すると、約12%増となる。残りの9チームの1ポイントあたりの負担額は9384ドル(約138万円)となる。フェラーリは、2023年に獲得したポイントが2022年よりも少なく、そのためエントリーフィーは1年前よりも23%少ない475万ドル(約6億9800万円)弱になった。メルセデスも同様で、コンストラクターズ選手権3位から2位へと順位を上げたにもかかわらず、エントリー料は478万ドル(約7億万円)と、2023年選手権のエントリー料より100万ドル近く安くなっている。その他の注目すべき変更としては、マクラーレンが2023年までの力強い回復を受けて、12カ月前に支払った金額より56%増額の135万ドル(約1億9800万円)を支払うことになることが挙げられる。しかし、最も大きな変化はアストンマーティンで、参加料が144%値上がりし、その差額は(約3億円)210万ドルに相当する。この参加費料は、非営利団体であるFIAによるスポーツの継続的な運営に貢献する。資金はヘイローなどの研究プロジェクトや助成金に充てられ、統括団体は過去10年間で世界的に数千万ドルを寄付している。2024年のF1世界選手権 各チームのエントリーフィーPosTeamPoints2024 Entry2023 EntryDifference%1レッドブル860$10,626,543.44$9,488,806.72$1,137,736.72112%2メルセデス409$4,777,136.56$5,771,891.44-$994,754.8883%3フェラーリ406$4,748,983.12$6,137,886.16-$1,388,903.0477%4マクラーレン302$3,772,997.20$2,421,632.08$1,351,365.12156%5アルトンマーティン280$3,566,538.64$1,464,415.12$2,102,123.52244%6アルピーヌ120$2,065,021.84$2,562,399.28-$497,377.4481%7ウィリアムズ28$1,201,649.68$995,191.12$206,458.56121%8アルファタウリ25$1,173,496.24$1,267,341.04-$93,844.8093%9アルファロメオ16$1,089,035.92$1,455,030.64-$365,994.7275%10ハース12$1,051,498.00$1,286,110.00-$234,612.0082%