レッドブル・レーシングのF1チーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーは、マックス・フェルスタッペンが複数のF1チャンピオンであるアラン・プロストやアイルトン・セナと同じレベルにあると信じている。フェルスタッペンは現在シーズンを支配しており、これまでに開催された開幕12戦のうち10戦で優勝しており、これには直近8連勝も含まれている。
フェルスタッペンは3度目のF1タイトル獲得に向けて順調に進んでおり、達成すればアイルトン・セナのチャンピオン獲得記録に並ぶことになる。フェルスタッペンは今シーズン初めにセナのレース勝利数を上回り、アラン・プロストの51勝に並ぶまであと6勝となっている。2度のチャンピオンであるフェルスタッペンは、近代F1の時代に多くのレースが行われたため、自身の統計が偏っていると主張し、その功績の重要性をしばしば否定してきた。しかし、ホーナーは、フェルスタペンがすでに史上最高のドライバーになりつつあると語った。「ドライバーに関しては、異なる世代のドライバーを比較するのはとても難しいが、アイルトン・セナとアラン・プロストはどちらもこのスポーツのレジェンドだ」「異なる世代を比較するのは常に難しいが、マックスは急速にそのグループに加わりつつあると思う」プロストとセナのF1におけるライバル関係はよく知られており、F1史に残る激闘のひとつとして知られている。「2人の間にはかなり火花が散っていた」とホーナーと語った。「そして、2人のアルファを管理するのは常に難しいものなので、それを傍観しているだけなのは良かった」しかしホーナーは、自分が応援していたのは英国人のナイジェル・マンセルだったと語る。「私はまさにナイジェル・マンセル陣営にいた素晴らしいレースだった」「ナイジェルはあの年(1988年)、残念ながら競争力のないマシンというハンディを背負っていた。だが、そうだね、それは信じられないことだった」