レッドブル・レーシングのF1チーム代表であるクリスチャン・ホーナーは、アストンマーティンF1がモナコGPでフェルナンド・アロンソをインターミディエイトタイヤに交換しなかったことで、「窮地を脱した」と考えている。アロンソはモナコで雨が降ったときにピットに入ったが、アストンマーティンは雨が降るのは短時間だと考えてスリックタイヤを履かせ続けた。だが、状況は急速に悪化した。
レースリーダーのマックス・フェルスタッペンはその周回をゆっくりと周回し、インターミディエイトに交換。アロンソは結局もう1度ピットに入り、インターミディエイトを装着。10秒以内だった差は、20秒以上に広がった。アロンソとアストンマーティンは、インターミディエイトタイヤにすぐに交換しなかったことが勝利の妨げになったという指摘を退けたが、ホーナーはこの結果に安堵していた。「彼らがミディアムタイヤを履いたことに驚いた。あれで我々は完全に窮地を脱した。そこからはクルマをピットに入れて送り出すだけの問題だった」とホーナーは語った。「振り返ってみると、おそらく1周早くピットインしてインターに交換べきだったと思う」「しかし、その後、雨が降ったとき、(フェルスタッペンは)非常に成熟していました。彼は安定してタイヤを運んで、レースを完璧に締めくくった。」フェルスタッペンは雨が降り始めたレースの難しい局面について説明した。「タイヤがかなり摩耗していたので、あそこを通過するのはあまり楽しいことではなかった。特にインラップで何度かバリアにぶつかった」とフェルスタッペンはコメント。「とても、とても難しかったです。でも、その後のインターミディレイトでも、セクター2はまだ非常に滑りやすかった。あそこはかなり濡れていた。難しいのは、十分なリードを保っているのけど、もちろん、あまり危険を冒したくないし、タイヤの温度が上がらないため、あまりゆっくりと運転したくないことだ」「だから、最初は中間点を見つけるのが大変だったけど、何周かすると落ち着いてきて、とても快適に感じた」