レッドブルF1のモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコは、レッドブルのF1プログラムの最上位で権力闘争が行われているという憶測を否定し続けている。セカンドチームであるアルファタウリの売却のうわさは、創業者ディートリッヒ・マテシッツの死後、レッドブルの新CEOとなったオリバー・ミンツラフによって促されたように思われる。
アルファタウリのF1チーム代表であるフランツ・トストは「このような(売却の)噂を聞いたとき、私はディディに電話をかけていたよ。彼はそれについて何も知らなかった」ととSport1に語った。「今は、新しいマネージャーと一緒に対処している。アルファタウリは売り物ではない」「オリバー・ミンツラフとは良い話ができた。アルファタウリは若いドライバーを育成するチームであり続けるだろう。しかし、我々二人はパフォーマンスを向上させる必要があると考えている」マテシッツと同じオーストリア出身のヘルムート・マルコは非常に仲が良かったので、マルコがマンチェスター・シティがミンツラフ率いるRBライプツィヒのサッカーチームを7-0で破ったことに言及したとき、対立の噂が強まった。「まったくナンセンスだ」とマルコはKrone紙に語った。「まったく馬鹿げた話だ」「サッカー以外の専門家としての皮肉なコメント以外の何物でもない。今は、私たちが望む独立性をも含む新しい体制が整っている」「コラボレーションがうまくいっている」こうして、アルファタウリに関する噂は、ひとまず立ち消えとなった。「今年の初めに、9位になった後は何かを考えなければならないと言った」とマルコは語った。「それが理論上の売却、理論上のイギリスへの移転、理論上の現状のままにすることになった」「このことは、ミンツラフとも話し合った。しかし、売却はないということ以外は何も決まっていない」しかし、マルコとミンツラフの権力闘争の噂はまだまだ続きそうだ。「マテシッツはオーナー兼CEOだったから、ミンツラフはディディのように決断することはできない」とマルコ(79歳)は主張した。「それに、彼にはF1の専門知識がないことはみんな知っている」
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