レッドブルF1のモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコは、アルファタウリF1チームの売却の噂は一人のジャーナリストによって引き起こされたものだと考えている。ドイツのAuto Motor und Sportは、レッドブルの経営陣が、結果が出ず、マーケティング上の価値もないスクーデリア・アルファタウリはもはやコストを正当化できないため、売却もしくは英国への移転を検討していると報じた。
また、売却先候補として、アンドレッティ、ムンバイ・レーシング、ハイテックGPと具体的な名前も挙がった。しかし、ヘルムート・マルコは、ジャーナリストと話したなかで、アルファタウリF1チームを売却するとは一言も言っていないと語った。「あるジャーナリストが私のところに来て、実はどの新しいメーカーや投資家がF1に興味を持つ可能性があるかを話しただけだった」とヘルムート・マルコは説明した。「その中で、私はアルファタウリが売りに出されるとは一言も言っていない。我々のセカンドチームの効率をいかに高められるかという話だけだった。コンストラクターズ選手権9位では、誰も満足できないことは周知の事実だ」フランツ・トストと親しいことで知られる元F1ドライバーのラルフ・シューマッハは、ドライバーの育成というアルファタウリの役割だけでもチーム単独での活動を正当化できると考えている。「たとえば、セバスチャン・ベッテル、マックス・フェルスタッペン、ダニエル・リカルドはすべてフランツ・トストの弟子だった」「そして、今日のドライバー陣を見ると、カルロス・サインツ、マックス・フェルスタッペン、ピエール・ガスリー、アレクサンダー・アルボン、角田裕毅と、5人のドライバーがレッドブルのジュニアスクール出身であることがわかる。これは全体の4分の1にあたる」「だから、チームの成功は、前回の世界選手権の順位に関してだけでは語れない」
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