レッドブルF1のチーム代表を務めるクリスチャン ホーナーは、メルセデスの残念なパフォーマンスに驚いていると語る。メルセデスが今年まだレースに勝っていないことは、8年間の好調さと今シーズンの実験的なスタートを考えると驚きだと語る。昨年までメルセデスはコンストラクターズチャンピオンシップを8連覇していたが、2022年のF1シーズンの開始時点でフェラーリとレッドブルに及ばなかった。
シーズンを通してはいくらか挽回し、チャンピオンシップでも2位のフェラーリに迫ってきてはいるが、メルセデスの9連覇は今では不可能に見える。メルセデスは今年の冬季テストで、非常に実験的なW13の外観で競争相手を驚かせた。サイドポッドがない”ゼロポッド”コンセプトは、事実上、メルセデスが間違った道を進んでいたことがすぐに明らかになった。今年は大規模なルール変更が予定されていたため、十分な準備が非常に重要だった。クリスチャン・ホーナーによれば、メルセデスがこれらの準備を非常に早く開始したにもかかわらず、まだ計算ミスをしていたことは驚くべきことだ。「彼らは(昨年)非常に早い段階で焦点を切り替えていた。彼らは、2022年に向けてクルマに取り組むことができるように昨年のチャンピオンシップを犠牲にすることについて多くのことを語っていた」とクリスチャン・ホーナーはF1のポッドキャストBeyond the Gridで語った。「マシンが導入されたとき、特にそのアップデート(サイドポッド)は非常に根本的に異なって見えたので、メルセデスが以前と同じように支配的であると予想していた」「昨年のドライバーズチャンピオンシップで我々が彼らを倒したことはもちろん痛手であり、今年は彼らがリベンジを望んでいると期待していた。したがって、過去8年間の支配の後、彼らが2022年にグランプリを獲得していないことは非常に驚くべきことだ」最後に、クリスチャン・ホーナーは、メルセデスの急進的なカーデザインに対するレッドブル・レーシングの反応についても打ち明けた。クリスチャン・ホーナーは、メルセデスのクリエーションが規則に従って作られ、違法ではないことをすぐに知ったとし、他のチームとの解釈の大きな違いだと見ていたと語る。「だが、ここにいる連中は、すぐにそれが我々の設計では機能しないと確信した。我々は正しい道を進んでいると確信していた」すでにバーレーンでのテスト中に、メルセデスが9年ぶりに勝てる車を作れなかったことは明らかにだったようだ。
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