レッドブル・レーシングは、暗号資産取引所Bybit(バイビット)とのスポンサー契約を締結。年間5000万ドルの大口スポンサー契約と推定されている。先週、レッドブル・レーシングは米国のハイテク大手Oracle(オラクル)とのタイトルスポンサー契約を発表。年間1億ドル(約115億円)の5年契約というF1史上最大のスポンサーシップと報じられている。
そして、2月16日(水)にレッドブル・レーシングは新たなスポンサーとしてシンガポールを拠点とするBybitとの3年間のパートナーシップを発表。チームが「国際スポーツでこれまでに見られた単一の最大の暗号通貨スポーツ契約」とする協賛は年間5,000万ドルと見積もられている。2つの契約だけで、レッドブル・レーシングは、2022年の予算上限である1億4000万ドルをカバーすることになる。レッドブル・レーシングは、Bybitの商業投資の規模を考慮して「プリンシパルチームパートナー」の称号は同社のために特別に作成した。「Bybitをチームに迎えることができてうれしく思う」とレッドブルF1のチーム代表を務めるクリスチャンホーナーは語った。「我々は2022年にF1の新世代の競争に参加し、先進的でゲームを変える可能性のある新しい哲学のマシンをトラックに乗せるので、Bybitが最先端のテクノロジーに存在するもぴったりだ」「彼らは、技術革新の最前線に存在し、競争力のあるペースを設定し、現状を打破するというチームの情熱を共有している」「それに関連して、デジタルイノベーションを通じてF1のファンエクスペリエンスを活性化するというBybitの取り組みがある」「これはチームの重要なミッションでもあり、Bybitの支援は、世界中のファンのためにチームとのより深く、より没入型でユニークなつながりを構築するのに役立つ」2018年3月に設立されたBybitは、過去4年間で飛躍的に成長し、現在、世界中で600万人を超える登録ユーザーを誇っている。Bybitは、レッドブル・レーシングの主要なチームパートナーになるだけでなく、チームの技術インキュベーターおよびファントークン発行パートナーとしても機能する。Bybitのブランドは、レッドブルの2022年F1マシン『RB18』のフロントウィングとリアウィングに表示されるレッドブル・レーシングのOracleとBybitとの最新の取引には、重要なノンキャッシュ・サービスコンポーネントが含まれている可能性があるが、チームが資金調達のニーズを満たすのに役立つことは間違いない。この取引はまた、ビジネス上の利益に沿った関連性と露出を求める多国籍企業やブランドにとってのF1のプラットフォームの価値のさらなる妥当性を示すものとなる。「オラクル・レッドブル・レーシングのユニークなエネルギーと創造性は、我々に刺激を与える」と、Bybitの共同創設者兼最高経営責任者であるベン・チョウは語った。「チームは、デジタル資産が世界の金融システムを変えたのと同じ方法でゲームを変えた」「若いプラットフォームとして、我々は価値観の中核でオラクル・レッドブル・レーシングと繋がっている。年齢は関係なく、階層は重要ではなく、レガシーは渡されるものではなく、作るものだ」「強気でも弱気でも、デジタル経済の黎明期には、誰もが自分の手で経済的自由を手に入れる機会がある」「Bybitは、我々の友好的な精神を見い出し、速度、安全性、信頼性の完璧な調和は、ユーザーが我々のプラットフォームに求めているすべてのものだ」「シャシー、エンジン、クラフトマンシップを完成させるためのたゆまぬ努力と、アドレナリンを燃料とするゲームでの正確さと集中力に対するレーシングドライバーの絶え間ない追求によって、コース上の瞬間が可能になる」