レッドブルF1エンジン部門、最終的にメルセデスから約50人を引き抜き

英国をベースとしたレッドブル・テクノロジーズの誕生は、論理的にメルセデス・ハイパフォーマンス・パワートレインズの人員にとって魅力的な選択肢となっており、レッドブルF1はすでにメルセデスF1のシニアエンジニアであるベン・ホジキンソンを引き抜き、テクニカルディレクターに任命している。その後もさらにメルセデスから6名がシニアスタッフが、レッドブル・パワートレインズに転職することが発表されているが、 Auto Motor und Sport はさらに6名の加入が確認されており、最終的には50名ほどがメルセデスから転職することになると報じている。「彼らはすでに7台のテストステンドを注文にしている。メルセデスからの密漁はもっとデリケートだ。6人の名前がすでに明らかにされておるが、さらに6人が契約している」「しかし、クリスチャン・ホーナーは、採用プロセスの終わりまでに約50人にメルセデスの従業員が寝返ってくると考えている。アンディ・コーウェルもそのなかにいるはずだ」だが、実際には、レッドブルF1は、メルセデスの元F1エンジン責任者であるアンディ・コーウェイルの直下で働いていたエンジニアを標的にしており、それがレッドブルF1がアンディ・コーウェルと契約するという噂を生み出したとしている。レッドブルとメルセデスの両方が、アンディ・コーウェイはF1以外の挑戦に乗り出しているとして、レッドブル・テクノロジーズに加入することを否定している。実際、レッドブルF1のチーム代表を務めるクルスチャン・ホーナーは、レッドブルのF1プロジェクトは“エキサイティング”なものであり、メルセデスのスタッフはレッドブルに“信頼に基づく賭け”をすることに関心があると語った.「人々は、レッドブルが、モータースポーツでどのように、何をしてきたか、そして、そのコミットメントを見てきたと思う」とクリスチャン・ホーナーはは語った。「英国を拠点としており、ブリックスワースから 30 マイルしか離れていない。家を引っ越す必要も、子供を転校させる必要もない。ゼロから何かに携わるチャンスだ」現在2022年にミルトンキーンズのレッドブルF1の敷地内に建設中で、2022年にオープン予定のレッドブル・パワートレインズには約300～350人の従業員が働くと考えられており、その6～7割が元メルセデスの従業員ということになる。また、それに加えて、ホンダF1の英国スタッフも転籍する予定であり、レッドブルF1が新しい投資に着手する際にはエンジンについての豊富な知識を有していることになる。ただし、従業員の最終的な数は、今年後半に最終化される予定のエンジンレギュレーションによって決定される。エンジンメーカーにも予算上限はの導入が予定されている。メルセデスF1にとっては予算上限に合わせて規模を縮小する必要があるため、レッドブルがメルセデスの従業員を説得するという仕事は容易になる。そして、メルセデスF1のスタッフだけでなく、ポルシェまたはアウディのいずれかのフォルクスワーゲン・ブランドが関与する可能性も大きな魅力だ」「我々は OEM または技術エンティティと協力することに前向きだ」とクリスチャン・ホーナーは認めた。「我々は、エンジンをビジネスのシャシー側に完全に統合することに非常に熱心であり、したがって、この投資をしている。何か違うことをするよりも、むしろ我々のエンティティに関与することになるだろう」そして、クリスチャン・ホーナーは、トト・ヴォルフがレッドブルに競争力のあるF1エンジンを供給することに“ノー”と言った決定をいつか後悔するかもしれないと語った.「我々には競争力のあるエンジンが必要であり、これがベストなルートだ」とクリスチャン・ホーナーは語った。「メルセデスはエンジンを供給しななかっただろうし、ルノーもエンジンを供給したがらなかったので、我々には多くの選択肢が残されていなかった」「我々はそれをどんどん進めているし、トト（ヴォルフ）にその決定を後悔させなければならない。いつか彼は我々からエンジンを必要とするかもしれない！」