レッドブルF1のモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムートマルコは、2021年にメルセデスとの戦いにおいて“もう言い訳はできない”と語る。2020年にマックス・フェルスタッペンを史上最年少F1ワールドチャンピオンにするという目標が潰えたとわかった後、レッドブル・ホンダはすでに2021年に焦点を当ててマシンの開発を進めた。
レッドブルF1のモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコは、目標が達成されなかった2020年を満足して振り返ることはないが、レッドブル・ホンダとマックス・フェルスタッペンには2021年を楽しみにするあらゆる理由があると語った。「2位は我々にとって十分ではない」とヘルムート・マルコはコメント。「残念ながら、マックスを史上最年少F1ワールドチャンピオンにするという目標を達成することはできなかった。5回リタイアした。そのうちの3回は技術的なことによるもので、2回はタイヤの損傷によるものだった。シーズンは異なっていた可能性があるが、残念ながら、そうはならなかった。それから学んだことであり、来年に向けて、明らかに良い状態にあると思う。もう言い訳はできない」ヘルムート・マルコは、レッドブル・ホンダとして今シーズンに起こった状況から学び、2021年はメルセデスと戦う準備ができていると語る。「エンジンから始めよう」とヘルムート・マルコは説明を始めた。「エンジンは明らかに優れたパフォーマンスを届けている。ドライバビリティとクリッピング(ハイブリッドシステムのエネルギーがストレートでいかに早く尽きてしまうか)に関してははっきりと進歩が見て取れる。技術規制はほとんど変更されない。フロアを調整する必要があり、、それによってダウンフォースが失われるが、我々にとってそれほど変わりはない」レッドブル・ホンダは、シーズン序盤にいくつか厄介な問題を抱えていたが、ヘルムート・マルコはシーズンの展開には満足していると語る。「トータルでの我々のパッケージは、今シーズン中に正しい方向に発展したと思う」とヘルムート・マルコは語る。「今年の初め、マシンが広くなりすぎたため、風洞に問題が発生した。その風洞は1948年かそこらのものだ」とヘルムート・マルコは冗談交じりに語った。「しかし、我々はその解決策を見つけた。」風洞の問題を解決したことで、レッドブルは2021年を前向きに楽しみにできるとヘルムート・マルコは考えている。「今年のパッケージをうまく開発できたもので、来年はF1ワールドチャンピオンを争うことができると思っている。我々にはマックスという最速のドライバーもいる」