レッドブルF1のチーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーは、マックス・フェルスタッペンはドライバーとして継続的に成長しており、将来フェルスタッペンは“エキサイティングな時代”を迎えることができると信じていると語る。マックス・フェルスタッペンは、2015年にトロロッソでモータースポーツの頂点であるF1でデビュー。17歳165日というF1史上最年少出走記録を樹立し、F1に旋風を巻き起こした。
ティーンネイジャーのマックス・フェルスタッペンはすぐにその実力を開花させ、レッドブル・レーシングに移籍した初戦となる2016年のF1スペインGPでは18歳228日という記録的なF1史上最年少記録を打ち立てた。それ以降、マックス・フェルスタッペンはさらに8つのレース勝利を追加。しかし、ハイブリッド時代に突入して以降のF1におけるメルセデスの覇権、そして、レッドブル・レーシングがメルセデスに対して継続的に挑戦することができなかったことで、タイトル獲得というフェルスタッペンの飽くなき野心は実現に至っていない。しかし、クリスチャン・ホーナーは、レッドブルF1のスタードライバーであるマックス・フェルスタッペンの時代はすぐに到来すると主張する。「マックスはこれからもっと結果を残していくか? 見てみればいい。彼は経験を積み、ドライバーとして本当に成熟していると思う」とクリスチャン・ホーナーは語った。「彼は文字通り23歳になったが、この先、彼にはかなりの数のレースがあるし、彼は成長を続けている」「レースではマシンでその成熟度を見ることができると思う。彼にはエキサイティングな時代がやってくると思う」しかし、2021年シーズンをもってF1を去るというホンダF1の決定を考えれば、マックス・フェルスタッペンがレッドブルもしくは他チームで“エキサイティングな時代”を経験するかどうかはまだ分からない。マックス・フェルスタッペンが将来のどこかの時点でルイス・ハミルトンからメルセデスのバトンを受け取るという見通しはしばしば打ち砕かれている。最近、メルセデスF1チームを務めるトト・ヴォルフは改めて最近そのような仮説を否定している。「マックスは明らかにレッドブルにコミットしており、チームに忠実だ」とトト・ヴォルフは Motorsport-Magazin.com に語った。「2人のドライバーにとても満足している。将来、世代交代が起こった場合にはジョージ・ラッセルとエステバン・オコンがスターティングブロックにいる」