レッドブル・ホンダF1のチーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーは、最近のレースにおけるRB16のパフォーマンス改善は励みになっているが、いくつか問題はその“Bスペック”となる来季マシンが到着するまで対処されないと語る。今年、メルセデスと互角に戦えることを目指したレッドブル・ホンダF1だが、RB16はピーキーな特性となり、バランス問題に苦労することになった。だが、最近のレースで投入したアップデートにより、徐々にその問題も改善の兆しをみせている。
「全体的に今週末はもう少し競争力があったように見えた」とクリスチャン・ホーナーはF1アイフェルGP後に語った。「特に、セクター1は週末を通して我々が優勢だったように思う。セクター3は、メルセデスと比較して最も弱いセクターだった。しかし、全体的に我々にとって強い週末だったと思う。我々は進歩を果たしたと思うし、それは間違いなく励みになりう」レッドブル・ホンダF1は、ニュルブルクリンクの予選でメルセデスに対して0.293秒差だった。全チームのなかで今シーズンを支配するW11に最も近づいたタイムだった。クリスチャン・ホーナーは、今年の最後の6戦で訪れるF1でなじみのない場所でメルセデスに匹敵するチャンスがあることを望んでいると語る。「今日は一歩近づいたように感じた」とクリスチャン・ホーナーは語る。「ここのサーキットではメルセデスと同等かそれ以上のエリアがあった。このサーキットでの彼らと比較してターン13、14が我々の弱点だった」「どうなるか見てみよう。ポルティマオ、イスタンブール、イモラがある。それらは全て我々にとって非常に興味深いサーキットだ」「我々は、RB16で抱えていた問題のかなりの数を理解しており、ポジティブな勢いでシーズンを終えることに熱心だ。それはRB16で対処される」