レッドブルF1のモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコは、メルセデスが“パーティモード”と称する予選モードの禁止からレッドブルとホンダF1は利益を得られるはずだと考えている。今週末のF1イタリアGPから、F1チームは予選でシングルラップのパワーブーストを実現する特別なエンジンモードを使うことができなくなる。代わりにF1チームは予選とレースでほぼ同じモードを走らせる必要がある。
メルセデスは、“パーティモード”によって予選で最大のパワーを得ているおとは周知の事実となっているが、推定ではホンダやルノーよりも28馬力も多いとされている。だが、メルセデスは予選モードを使用していないフリー走行の段階からレッドブル・ホンダに0.5秒以上の差をつけていることが多く、予選モードの禁止がメルセデスのフロントロー独占状態を阻止するほど遅するかどうかは懐疑的な見方も多い。まら、メルセデスはエンジンの使用法の変更によって、レースでより多くのパワーを使用できると主張しており、そのアドバンテージはさらに広がるのではないかとの見方もある。しかし、ヘルムート・マルコは異なる見方をしている。予選モードの禁止によって、レッドブル・ホンダはメルセデスに近づくことができ、レースの重要な段階でメルセデスが大きな優位性を持つことを防ぐことができると考えている。「強力なモードでメルセデスがより長く運転できるというのは事実かもしれない」とヘルムート・マルコは語った。「しかし、我々が目にしてきたように、予選におけるあからさまな優位性はもはや存在しない。これはレースのピットストップ周辺のインラップとアウトラップにも当てはまる」「(バルテリ)ボッタスは、オーバーテイクが少なくなると示唆しているが、それはこれまですべてのオーバーテイク動作でフルスロットルで動いていることを意味する」「予選モードの禁止は我々を近づけると信じている。すべてがうまくいけば、とにかく我々のレースペースはかなり良好だ」パーティモードの禁止が予選の勢力図を変えるとは考えていない人が多いが、ヘルムート・マルコはメルセデスが失うアドバンテージについて疑いを持っていない。「Q1とQ2を見れな、我々は比較的同等だ」とヘルムート・マルコはメルセデスとレッドブル・ホンだの戦いについて述べた。「Q3ダケ、突然大きくなッテイタ。つまり、モード間の違いが大きいことを意味スル。しかし、それがどれだけかを正確に述べることは困難だ」また、ヘルムート・マルコは、予選モードの禁止はライバルのルノーにも影響すると考えている。今季のルノーの予選モードはホンダF1と互角もしきはそれ以上だと考えられている。「ルノーは比較的良い予選モードを持っている」とヘルムート・マルコはコメント。「だが、レースでは、彼らは我々よりも弱いです。予選ではルノーは我々と同レベルかわずかに上だ。だが、レースでは、我々はエンジンパワーという点でメルセデスに次ぐ明確な2位だ」ヘルムート・マルコは、これまでメルセデスがレースでより多くのパワーで走ることを考慮しなかった要因のひとつは、そのように走ることと燃費面で限界を超える可能性があるからだと考えている。「この新しい技術的指令が我々を近づけてくれると確信している」とヘルムート・マルコは語った。「結局のところ、今後彼らが長い間より強いモードで運転できるというわけではない。燃費も重要な役割を果たしている」「燃費は限られている。強すぎるモードで長時間運転しすぎれば、あまりに多くの燃料が必要となる。そこにはいくつかの要因がある」「今年は我々に燃料が重要となったレースはなかった。もちろん、何度もリフト&コーストを行っているが、それはレースのパフォーマンスにとって決定的なものではなかった」「燃費の観点でメルセデスとどのように比較するかを判断することは難しい。しかし、論理的にはパワーが高ければ、燃費も多くなる」
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