レッドブルF1のチーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーは、F1 70周年記念GPでの優勝と5位という結果はエンジンパーナーであるホンダを含めたチームの多大な努力のおかげだと語る。前戦イギリスGPで苦戦を強いられたレッドブル・ホンダは、同じシルバーストンで開催された70周年記念GPでも苦戦すると予想されていた。実際、予選ではメルセデスに1秒以上の差をつけられていた。
しかし、レースではマックス・フェルスタッペンがハードタイヤでスタートするという戦略だけでなく、攻めの姿勢と見事なタイヤマネジメントで安定したペースを披露。タイヤにトラブルを抱えたメルセデスの2台を寄せ付けず、嬉しい今シーズン初勝利を挙げた。「今日はマックスがレースで圧倒的なパフォーマンスを見せ、チームにとってアメージングな一日だ。予選でリスクをとり、ハードタイヤでスタートすることを選んだ後、マックスは第1スティントでの素晴らしいレースペースによってその利益をもたらした」とクリスチャン・ホーナーは語る。「我々を驚かせ、励みになったことは、メルセデスがピットインしてニュータイヤに交換しても、まだ我々の方がユーズドのハードタイヤでペースが良かったことだ。その後、メルセデスのピットストップをクリアし、ミディアムでいくことに戦略を変更し、ボッタスのすぐ後ろでコースに復帰したマックスは数コーナー以内に抜き返した」「そこからマックスはレースの最後までハードタイヤのままでいることでボッタスをカバーし、その時点までに彼の9勝目を挙げるために完全にコントロールしていた」「今日はアレックスもいくつか素晴らしい追い抜きにとって非常に強力なレースを見せてくれた。特に非常に競争の激しい5位でフィニッシュするためにコプスのアウトサイドから断固として順位を上げた追い抜きは素晴らしかった」「今日の1位と5位は素晴らしいコンストラクターズポイントであり、ドライバーズ選手権でマックスは2位に浮上した。この勝利は、現場、ファクトリー、そして、ホンダからのチームの多大な努力のおかげだ。我々は大きな飛躍を遂げているし、今日のような日は我々が正しい方向に向かっていることを示している。これから我々はこの潜在的な前進を生かしていく必要がある」「今はバルセロナでの次のレースに目をむけている。暑いレースになることを願おう!」
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