レッドブル・ホンダF1のチーム代表クリスチャン・ホーナーは、デザイナーであるエイドリアン・ニューウェイは今シーズンを好機と捉えており、ロックダウン中に様々なアイデアを発展させていたと語る。新型コロナウイルスの世界的な流行によってF1は長期にわたる中断を強いられ、コスト削減の意味合いも含め、F1チームのファクトリーは63日間の閉鎖が義務付けられた。
ファクトリーが閉鎖された際にはエイドリアン・ニューウェイも仕事をすることは許されなかったが、ロックダウン期間中ににじっとしていたわけではなく、頭の中で多くの仕事をしていたとクリスチャン・ホーナーは語る。「もちろん、ロックダウン中にニーウェイが働くことは許可されていなかった。だが、もちろん、誰かが何かを考え、アイデアを開発することを禁止することはできない。彼はそれを年金のように感じていた。まだ準備ができていなかったが、彼は多くのエネルギーを取り戻した」とクリスチャン・ホーナーは Ziggo Sport に語った。「彼がこれほどまでモチベーションを高め、こんなに速いペースで描いているのを見たことがない。それは素晴らしいことだ。エイドリアンは今年を好機と取られているし、我々全員がそれを最大化することに非常に情熱を注いでいる」今年、マックス・フェルスタッペンの母国オランダで35年ぶりにグランプリが復活する予定だった。史上最年少F1ワールドチャンピオンがかかっているフェルスタッペンのためにレッドブル・ホンダF1はザントフォールトでのレースにむけて重要なアップデートを予定していた。「我々がロックダウンに入ったとき、すでにアップグレードに取り組んでいた。通常、それには1〜2か月かかる。それらのアップデートはザントフォールトでのレース中に導入されることになっていたが、残念ながらキャンセルされた」とクリスチャン・ホーナーは語る。だが、少なくとも来週のレッドブル・リンクでのレースにレッドブル・ホンダF1はRB16にアップデートをもたらすとクリスチャン・ホーナーは語る。「オーストリアでマシンに搭載されるアップデートをいくつか開発している。だが、すべての主要チームがヨーロッパラウンドにアップデートを導入すると予想している。多くの場合、それは重要なアップデートパッケージになるはずだ」先週シルバーストンでフィルミングデーを利用して行われたプライベートテストでは、アレクサンダー・アルボンが運転したRB16にフロアを含めたいくつかのアップデートが確認されている。
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