レッドブル・ホンダF1は、6月25日(木)にシルバーストンでフィルミングデーを利用してRB16でのテスト走行を実施。アレクサンダー・アルボンが100kmを走行した。マックス・フェルスタッペンは場にいなかったが、決して不利益にはならないとチーム代表のクリスチャン・ホーナーは語る。オーストリアでのシーズン再開にむけて、いくつかのF1チームはドライバーに走行機会を与えている。一部のチームは2年落ちのマシンで無制限の走行距離を走ることを選択。
しかし、エンジンメーカーの変更によって2年落ちのマシンを走らせることができないレッドブル・ホンダF1は、来週オーストリアで実際にレースをするRB16を走らせることを選択した。シルバーストンでは、アレクサンダー・アルボンがレッドブル・ホンダ RB16に乗り込んでフィルミングデーで許可される100kmの走行を完了。だが、マックス・フェルスタッペンは、イギリスで義務付けられている新型コロナウイルスの制限(14日間の検疫)のためにテストは不参加となった。また、レッドブブル・ホンダF1は、新型コロナウイルス対策として導入される広範囲な新しい安全・衛生プロトコルをテストする機会にも充てた。レッドブル・ホンダF1のチーム代表を務めるクリスチャン・ホーナー「再びトラックでマシンを見るのは素晴らしかった」と Ziggo Sports にコメント。「これらすべてのことを行う理由は理解していると思う。好天のシルバーストンでRB16を走らせられたのは素晴らしかった。テストはチームのスタッフが順守しなければならない新しい手順とルールと慣れるためのものでもあった」「マスク着用に慣れるのには少し時間がかかった。特に暖かくなっていると、圧迫感を覚える。チーム内のスタッフは皆、自分の役割をよく知っており、見ただけで十分な場合もありる。だが、このようなマスクを使用するとそれを失うことになる。慣れる必要があるし、違った感覚だった。ピットウォールでもマスクを着用しなければならないので、これを訓練できたのは良かった」マックス・フェルスタッペンは、2週間の隔離が必要となったため、シリバーストーンでのテストには参加しなかった。しかし、実際、フェルスタッペンは別の方法で十分にテストを行っているため、不利益にはならないとクリスチャン・ホーナーは語る。「イギリスの検疫規則が知られるようになったとき、マックスと話をした。マシンを運転することを許可される前に2週間彼をイギリスで隔離しても意味をなさなかっただろう。その間、彼は他の方法ではるかに多くを達成することができた。彼は異なるトラックで異なるマシンを運転した」「したがって、彼に50KMだけの走行を許可することは意味がなかった。レッドブルリングで5周もすればカバーできることだ。デモ用タイヤでのテストデーは、特に2週間の隔離を考えればまったく利点はない」