レッドブル・ホンダF1のヘルムート・マルコは、2020年シーズン開幕前の事前テストは行わず、7月25日にフィルミングデーで利用して今季マシン『RB16』でテストを実施する計画であることを明らかにした。2週間後にオーストリアで再開する大幅に遅れた2020年のF1世界選手権を前に多くのF1チームがプライベートテストを実施。新型コロナウイルスに対応したF1の厳格な衛生プロトコルになれるとともに、ドライバーたちもレースにむけて肩慣らしを行っている。
F1チームがプライベートテストを実施するためには2年以上前のF1マシンという条件があるが、レッドブルは2018年にルノーとの関係が崩壊し、2019年からホンダのF1エンジンを搭載しているため、テストを行うことが不可能となっている。だが、そんなことを後目にルノーF1は、レッドブルのお膝元であるオーストリアのレッドブル・リンクで2日間にわたるテストを敢行。ヘルムート・マルコはその“ジェスチャー”に批判的に反応していた。「競合チームにトラックを貸すことはプロジェクト・シュピールベルクにとって素晴らしい成果だ。このように言ってみよう。寛大なジェスチャーだ」とヘルムート・マルコは語った。その後、ヘルムート・マルコは、ルノーF1が実施したことに感銘を受けたことを認めた。「ルノーは2年前のシャシーで運転しなければならなかったが、新しいエンジンもそれに含まれていました。耐久性に感銘を受けました」とヘルムート・マルコは Oe24 にコメント。「レッドブル・リンクをルノーにレンタルすることが賢明だったのかどうかはわからないがね」「我々は7月25日にシルバーストンで最大100kmのレッドブル・レーシングのマシンでのテストができる」
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