レッドブルのF1チーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーは、現在のチームは2013年に最後にタイトルを獲得した以来、最高のポジションにいると語る。今年、レッドブルはルノーとの12年のおよぶパートナーシップを解消し、ホンダのF1エンジンに変更。“移行の年”ではあったものの、初年度から3勝を挙げ、ポイント数でもルノーのF1エンジンを搭載していた昨年に匹敵する成績を収めた。
クリスチャン・ホーナーは、ホンダのF1エンジンのポテンシャルはルノーよりも高いと断言する。「もちろん、我々は長年にわたってヴィリー(ルノーのエンジン本部)から非常に多くのスプレッドシートを見てきたが、そららのシートにポテンシャルがあると認識したことはなかった」とクリスチャン・ホーナーはコメント。「今年は約束されていたものが全て完全に届けられた初めての年だ。とにかく異なる環境であり、異なる種類のパートナーシップだ」「真のパートナーシップであり、彼らが結果を出したとき、ポールポジションを獲得したとき、そして、勝利を手にしたとき、ビジネス全体を通して感情、プライド、満足度を得たとき、それがホンダにとって何を意味するかを見ることができた」「このV6ターボハイブリッド時代におけるルノーとの以前のパートナーシップは非常に異なるパートナーシップだと思う」「ホンダが各エンジンを導入するごとの進歩、そして、我々の燃料パートナーとともに、全体のことが調和して機能していた」「常にカスタマーであることを思い知らされながら戦うのではなく、本物のパートナーシップだった。そして、彼らは我々と同じ目標と目的を共有している。その利益は皆さんも目にしていると思う」2019年にホンダF1との進歩の兆しが見え、チームとしてまとまってきたことで、クリスチャン・ホーナーは2020年のF1世界選手権にむけて楽観的に捉えている。「来年は、空力、エンジン、タイヤレギュレーションに加え、安定したドライバーランナップと、あらゆる側面で継続性を得られる。それによって、今年から学んだ全てを生かし、来年に活かすことができる。オーストラリアGPまで100日を切っており、ファクトリーはマシンを準備するために全力で取り組んでいる」レッドブルは、ルノーと2010年からタイトルを4連覇したが、チームはそれ以降で最高のポジションにいるとクリスチャン・ホーナーは語る。「2013年末にレギュレーションが変更されて以来、我々は最高のポジションにいると思う。若者に投資するというレッドブルの哲学は、ビジネスのあらゆる分野で若い才能を発掘し、実際に配当を払い始め、チームはそれを受け取っている」「我々は来年、出発点から競争力を発揮する必要がある。来年もメルセデスがベンチマークのままであり、彼らに挑戦できるよに開幕戦から彼らをプッシュする必要がある」「現時点でファクトリーは大きな高揚感と期待があるし、我々はそれを生かして、2019年のポジティブな勢いを土台にしていく必要がある」