レッドブルのF1チーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーは、2020年F1マシン『RB16』は今季マシンのアップグレード版になると語る。今年、ホンダF1とのパートナーシップ初年度となったレッドブルだが、シャシー面、特に新しいフロントウイング規則に苦戦を強いられ、シーズン初勝利は第9戦オーストリアGPまで達成できなかった。
しかし、その後は定期的に勝利を争えるパフォーマンスを発揮。メルセデスやフェラーリに匹敵する競争力をみせてシーズンを終えた。クリスチャン・ホーナーは、2020年シーズンの序盤にその競争力を維持することが重要だと語る。「来年はレギュレーションが安定しているので、理論的には3か月後に目にするマシンはここにあるクルマのアップグレード版になるだろう」とクリスチャン・ホーナーはコメント。「コンセプトを完全に破棄するのはどのチームでも非常に珍しいことだ。我々は正しい軌道に乗っているように感じている。何かを逃さない限りは、来シーズンのスタートから競争力を発揮できると期待している」「メルセデスはまた非常に好調なシーズンを過ごしたし、まだ非常に高いベンチマークだった。そして、我々はメルセデスにより近づいていると感じている。全体的に我々は今年このマシンをうまく開発したと思う」「ホンダはパワーユニットの導入ごとに素晴らしい仕事をしたと思うが、メルセデスとの間にまだギャップがあることを知っている。我々はプッシュし続けなければならない」マックス・フェルスタッペンは、2020年にレッドブル・ホンダは勝利を争えると楽観的に捉えていると語る。「僕たちは来年もっと競争力があることを願っている。タイトルを争えるようにシーズンのスタートから競争力がなければならない。そこが僕たちがすべてのエネルギーを注いでいる部分だ」とマックス・フェルスタッペンはコメント。「簡単ではないし、競争は激しいけど、チームは過去にそれができることを示してきた。僕たちはそのために頑張っているし、できる限りのことをしている」「僕たちがチームとして勝ちたいと思っていることを知っているけど、今のところはそのポジションを目指していることだ。シーズン終盤にはそれに近づいていた」