レッドブルのF1チーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーは、F1アメリカGPでのアレクサンダー・アルボンの挽回劇は“驚異的”だったと称賛する。アレクサンダー・アルボンは、1コーナーでシャルル・ルクレールとカルロス・サインツに挟み撃ちにされる形となり、フロントウイングを破損し、ノーズ交換のためにピットインを強いられた。
最後尾でコースに復帰したアレクサンダー・アルボンは、フィールドで唯一となる3ストップ戦略であったにも関わらず、驚異的なリカバリーを見せて5位でフィニッシュした。クリスチャン・ホーナーは「彼はまた非常に強力な仕事をしてくれた」とアレクサンダー・アルボンの攻撃を絶賛。「1コーナーでの状況で彼は犠牲者だった。2台のマシンに挟まれており、彼がどうやってもそれを避けることはできなかったと思う」「彼がフロントウィングの交換が必要であることは明らかだったし、コースに復帰したときはフィールドのかなり後方にいた。しかし、彼はかなりの周回でサーキットで最速のマシンだったし、トラフィックのなかでの追い抜きは驚異的だった」「彼は異なる戦略を採っていたカルロス・サインツ・ジュニアを3回は抜いたはずだ。彼はオーバーテイクにおいて非常に決定的であり、トラフィックを効率的に抜けることができる」「彼はマシンで何が起こっているのかをよく感じており、7戦を終えた今ではドライバーズ選手権で6位となった。彼の成長はチームに印象を与え続けている」アレクサンダー・アルボンは、F1ベルギーGPでピエール・ガスリーに代わってレッドブル・ホンダに加入して以来、68ポイントを獲得しており、2020年もレッドブル・ホンダに残ることは濃厚だと考えている。それでも、クリスチャン・ホーナーは、レッドブルは4名のドライバーと来年の契約を結んでいるため、誰がマックス・フェルスタッペンとパートナーを組むかを急ぐ必要はないと繰り返す。来年のレッドブル・ホンダのシートを得るためにアレクサンダー・アルボンにさらに何が必要なのかと質問されたクリスチャン・ホーナーは「彼は良い仕事をしている」とだけコメント。「急いで決断する必要はないが、すべてのドライバーは来年契約を結んでいる。時間をかけて、しかるべき時に結論を出するつもりだ」
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