レッドブルのモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコは、マックス・フェルスタッペンがレッドブル・ホンダのパフォーマンス不足を批判する発言をしたことについて“何も問題はない”と語った。最近、マックス・フェルスタッペンは、レッドブル・ホンダは必要な対策を施していないとし、現状のままでは来年もタイトルに挑戦することはできないかもしれないと語っていた。
「人々はしばしば『レッドブルはそれほど悪くない。他のチームと同じレベルにいる』と考えている。でも、僕の意見では、僕たちはしばしば見かけよりも少し遅れをとっている」とマックス・フェルスタッペンはコメント。「シンガポールの前は来シーズンに僕たちはワールドタイトルを競うことができるかもしれないと思っていた。今はそうでもないかもしれない」「チームとして僕たちはすでに持っているよりもさらに先のことを考えなければならない。僕たちは必要としている場所にはいない。僕たちはまだ来年競争力を高めるために必要な措置を講じていない」また、マックス・フェルスタッペンの父親ヨス・フェルスタッペンも「チームは本当に物事を変えて機能させる必要がある。さもないと来年も負けるだろう。現時点では、来年もワールドチャンピオンシップで我々が競争力があるとは思えない」と語っていた。これらのフェルスタッペン親子の発言を受け、ヘルムート・マルコは「ある意味でマックスは正しい」と Auto Bild にコメント。「彼は2度最初のコーナーでレースを終えたが、そういうことも起こるものだ。基本的に、レッドブルは自分の意見をしっかりと持っているドライバーを望んでいるし、彼ららもその意見を語れるべきだ」「問題はない」マックス・フェルスタッペンは、エクソンモービルがF1日本PGで投入する新燃料によって少なくとも一歩前進できることを期待していると語る。「長年にわたってガソリンのアップデートは全てのエンジンサプライヤーに最も多くのゲインを届けてきた。僕たちは新燃料からのゲインを期待している。僕たちが0.1~0.2秒を稼ぐことができれば、それはかなり大きい」とマックス・フェルスタッペンは述べた。