レッドブル・ホンダのF1チーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーは、3大会で2勝を挙げたマックス・フェルスタッペンがチームを去ることを検討する理由はないとし、フェルスタッペンの将来については“完全にリラックスしている”と語る。今年初め、レッドブルのモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコは、マックス・フェルスタッペンがすぐにレースで勝利を争えるようにならなければ、チームを去るかもしれないとの懸念を表明していた。
しかし、先月のオーストリアGP、そして、先週末のドイツGPで勝利を挙げたマックス・フェルスタッペンは、ドライバーズ選手権3位のポジションを固めつつあり、2位のメルセデスのバルテリ・ボッタスに22ポイント差に迫っている。クリスチャン・ホーナーは、エンジンパートナーのホンダとのプロジェクトはペースを上げ続けており、マックス・フェルスタッペンの将来について心配はしていないと語る。「それについては完全にリラックスしている。マックスはチームで走ることを楽しんでいると思うし、彼は我々が果たしている進歩を目にしている」とクリスチャン・ホーナーはコメント。「それに関するリスクは見当たらない。とにかく我々はクルマのパフォーマンスを向上させることに集中し続けなければならない。現在、我々はチャンピオンシップの中間地点におり、2つのレースで優勝した。他にも数回表彰台を獲得している」「フェラーリのピットストップでのアンセーフリリースには驚いた。モナコの我々のものと非常に似ていたからね。フェラーリは罰金を科せられただけだった。そうであれば、マックスはモナコで表彰台を獲得していただろう」クリスチャン・ホーナーは、バルテリ・ボッタス、シャルル・ルクレール、そして、ルイス・ハミルトンがクラッシュを喫した刻々と変化するコンディションのなかでのマックス・フェルスタッペンの支配的なドライビングを称賛する。「彼は素晴らしい天性の感覚とマシンコントロールを備えていると思う。彼はあのようなコンディションを楽しんでいるし、彼はそのようなコンディションで常に優れている」とクリスチャン・ホーナーはコメント。「彼はクルマにかなり自信をもっていた。彼はやるべきことをやり、同時にタイヤを管理していた。非常に印象的だった」