レッドブル・ホンダは、エンジン性能が極めて重要なシルバーストンでトップ争いを演じたことで“自信を持って”今週末のF1ドイツGPに向かっていると語る。セバスチャン・ベッテルのマックス・フェルスタッペンの追突もあり、レッドブル・ホンダはF1イギリスGPで表彰台を獲得することはできなかったものの、レースペースはメルセデスに次いで2番目に速いクルマであることを示していた。
レッドブルのエンジンサプライヤーであるホンダF1は、まだメルセデスとフェラーリに遅れを取っていると考えているが、高速のシルバーストン・サーキットで強力なパフォーマンスを発揮できたことは、F1ドイツGPとF1ハンガリーGPのダブルヘッダーレースに向けて後押しとなっている。レッドブルのF1チーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーは「シルバーストンでのパフォーマンスを受け、我々はホッケンヘイムに自信を持って向かっている」とコメント。「シリバーストーンは、モンツァに次いでカレンダーの中で最もパワーセンシティブなサーキットの一つだ。ほぼ全開でり、それはバルセロナのラップ全体とほぼ同等だ」「だから、我々にとってそれは励みになることであり、ホッケンハイムのようなそれほどパワーセンシティブではないサーキットには心強いことだ」クリスチャン・ホーナーは、シルバーストンでのレッドブル・ホンダはストレートであまり多くのタイムを失っていないことを示しており、コーナーでもフェラーリと互角に戦えていたと語る。「パワーセンシティブだとわかっているタイムのトラックでメルセデスに近づけたこと、マゴッツ、ベケッツ、コプスを通して、フェラーリに着いていくことができ、マックスがそこでフェラーリの後ろで勢いをつけられたことは、かなりまともなクルマがあるというサインだ」最近のレースでのレッドブル・ホンダの状態は、フロントウイングの変更を含む小さなアップデートによってもたらされており、ドライバーにとってより優れたプラットフォームを与えることに役立った。クリスチャン・ホーナーは、予選でのスロットルラグの問題、そして、レースでのフェラーリとの戦いによって、シルバーストンではパッケージの真のポテンシャルは示されなかったとさえ考えている。「我々は確実にポテンシャルを解放したと思っている。マシンはシルバーストンで非常にうまく機能し、高速でも低速でも競争力があった」「マックスがスロットルに躊躇しすることがなければ、さらにポールタイムに近づいていただろう」「レースでは、彼は99%をフェラーリの後ろで身動きが取れなかったので、我々は彼の本来のペースを見ることができなかった」