レッドブルのモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコは、レッドブルがリバティ・メディアとF1オーストリアGPの契約延長に合意する可能性は高いと語った。レッドブルが保有するレッドブル・リングは、2014年に10年ぶりにF1カレンダーに復活。しかし、レッドブルの総帥ディトリッヒ・マテシッツは、2020年にコンコルド協定が失効して以降のF1にコミットすることに確信を持てていないとされている。
F1オーストリアGPのレース契約の進捗について質問されたヘルムート・マルコは「進行中のプロセスと議論はある。それが事実であれば、決定されるだろう」と Salzburger Nachrichten にコメント。新しい契約はどれくらい実現する可能性があるかと質問されたヘルムート・マルコは「すての当事者が継続するためにあらゆる努力を注いでいる」と述べた。「全員が努力すれば、通常は良い結果が得られるものだ」F1の最高経営責任者チェイス・キャリーは、リバティ・メディアとしてはF1オーストリアGPがカレンダーに組み込まれたことに満足していると語る。「我々はオーストリアが来るのが本当に好きだ。景色は美しいし、トラックも素晴らしい。ファンも満足している。我々全員がこの数年間ここにいることに満足している」Kronen Zeitung 交渉の主な問題はお金だと報じている。だが、ヘルムート・マルコは“全体的な状況”もリバティ・メディアと話し合っていると説明する。「サーキットに関しては財政面の責任を果たさなければならない」とヘルムート・マルコはコメント。「今年も多くの観客が詰めかけているし、20万人以上のファンが来場することを期待している。だが、それでも黒字には不十分だ」