レッドブル・レーシングは、ピエール・ガスリーに代えてニコ・ヒュルケンベルグを起用することを検討しており、すでにF1モナコGPの週末に最初の話し合いが行われたと報じられている。ダニエル・リカルドのルノー移籍によって、クリスチャン・ホーナー曰く“早すぎる”レッドブル昇格となったピエール・ガスリーは、プレシーズンテストでクラッシュを喫して評価を下げた。
シーズンが開幕してもチームメイトのマックス・フェルスタッペンより常に0.6秒ほど遅く、モナコGPでは5位入賞を果たしたものの、2度の表彰台と4回の4位入賞を果たしているフェルスタッペンと比較すれば、コンストラクターズ選手権争いに貢献できていない。イタリアの報道によると、レッドブルのモータースポーツアドバイザーのヘルムート・マルコのピエール・ガスリーへの忍耐は尽きかけており、他のオプションを評価しているという。そして、後任として名前が挙がったのがニコ・ヒュルケンベルグだり、先週末のF1モナコGPではレッドブルとニコ・ヒュルケンベルグの関係者が最初の交渉を行ったとしている。レッドブルとルノーはダニエル・リカルドの引き抜きで関係を悪化させており、ニコ・ヒュルケンベルグの獲得はその報復となるかもしれない。だが、ニコ・ヒュルケンベルグは今年ルノーで苦戦を強いられており、開幕戦の6位入賞以来、ポイントから遠ざかっている。現在、31歳のニコ・ヒュルケンベルグは、表彰台未登壇という不名誉な記録を更新し続けている。