レッドブルは、ホンダF1とのパートナーシップによってF1エンジンのパッケージングを改善させることができており、そのおかげで今後さらに大きなゲインを得られる可能性を見い出していると語る。レッドブル・レーシングは、かつてタイトルを4連覇したルノーとのパートナーシップを解消し、今年からホンダとワークスパートナーシップを開始。開幕戦オーストラリアGPでは、マックス・フェルスタッペンが3位入賞を果たしてホンダに11年ぶりの表彰台をもたらし、新生レッドブル・ホンダは有望な船出を切った。
レッドブル・レーシングのテクニカルディレクターを務めるロブ・マーシャルは、ホンダのF1エンジンの優れたパッケージングによってより多くのパフォーマンスを見い出せる余地がすでにあると語る。「ルノーとの関係はよく知られていることが、アップダウンがあった。彼らが実際に輝いていて、我々がトップにいるのを手助けすることに完全に集中していた時期もあった。その後、彼らは独自にチームを持ち、当然ながら焦点はそこに向いた。できないことがいくつかあった。だが、ホンダとはまったく異なる」とロブ・マーシャルはコメント。「我々は一緒に座り、何がベストかを決定している。会議で何がパワーユニットやクルマを最速にさせるかについては話していない。どの開発が最も多くのチャンピオンシップポイントを獲得できるかについて話し合っており、信頼性のリスクも考慮に入れている。それが我々が何かをやっていくかどうかを決める方法だ。まったく異なるアプローチだ」「パッケージングに焦点を当てて、パワーユニット周りのエリアを見ることができるようになった。それらは必ずしも大きな部分ではないが、もっと良くできるエリアは4~5つあると考えている。その5つのうち5つ、あるいは5つのうち3つを加えることができれば、目に見えるゲインが得られる」「わかってもらえるかどうかわからないが、ホンダ側にはリアルなパフォーマンスコストはかからないで、それはほぼ無料の利益のようなものだ。少し違うことをして、いくつかのことを動かしているだけだ」「彼らは我々たちの提案に非常にオープンであり、同様に彼らがそれが少しトリッキーだと言ったり、関連する信頼性リスクがあるのでそれをやりたくないというときは、我々はそれを理解している」「ホンダとのパートナーシップは本当にうまくいっている。現時点ではハネムーン期間が最高の状態で機能しているだけだと言うのは非常に簡単なことだ。だが、私はうまくいっていると言ってもいいと思っている」「ホンダは本当にプロフェッショナルだ。彼らは本当に準備ができているし、本当に懸命にプッシュしている。彼らは我々が何を必要としているのかを理解しているし、私たちも彼らが何を必要としているのかを理解している。順調に進んでいる」
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