レッドブル・レーシングのチーム代表クリスチャン・ホーナーは、ダニエル・リカルドとの契約を延長することは“最優先事項”ではあるが、リカルドg移籍を選んだ場合にもチームには多くの“オプション”があると主張する。2008年にレッドブルのジュニアプログラムに所属し、2014年にレッドブル・レーシングのF1シートに昇格したダニエル・リカルドだが、2018年末で同社との契約は期限を迎える。
28歳のダニエル・リカルドにとって、次のF1契約はワールドチャンピオンを目指すうえで“最大の決断”となる。ダニエル・リカルドは、レースで優勝し、タイトルを獲得できるクルマかどうかわかった場合のみ将来にコミットすると述べている。クリスチャン・ホーナーは「我々は長く厳しいシーズンを経験したばかりなので、契約に関する議論に深く入っていくのは最後になる」と Sky Sports News にコメント。「だが、新年の初めにクルマのパフォーマンスを確認できれば、状況は展開していくと思う。少なくとも2020年までダニエルをチームに残すことを最優先に考えている」2017年はドライバーズ選手権でチームメイトのマックス・フェルスタッペンを上回ったダニエル・リカルドだが、2勝を挙げたフェルスタッペンの陰に追いやられることもあった。マックス・フェルスタッペンを将来のワールドチャンピオンだと称賛するレッドブルは、すでに2020年までフェルスタッペンとの契約を延長している。「ダニエルに関しては異なるシナリオだ」とクリスチャン・ホーナーは認める。「彼が事実上のフリーエージェントとなったのは初めてのことだ。彼は28歳であり、彼のキャリアにとって非常に重要な時期だ。次のステップは彼にとって重要になるだろうし、とにかく我々は彼のポテンシャルを発揮できる適切なクルマを彼に与えたいと思っている」一貫した速さを見せるダニエル・リカルドはレッドブル離脱を決断してもF1シートに困ることはないだろう。一方で、レッドブルには代わりとなるドライバーはいるとクリスチャン・ホーナーは主張する。近年、レッドブルのジュニアドライバーの成長は減速しているが、現在、カルロス・サインツをルノーに“ローン移籍”させており、今後も若いドライバーが育ってくることに自信を見せている。「オプションがあることは常に良いことだ」とクリスチャン・ホーナーはコメント。「我々は長年にわたって若手ドライバープログラムに多くの投資をしてきた。プログラムには素晴らしい才能がいる。選択肢に事欠かないのは確かだ」
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