レッドブルのチーム代表クリスチャン・ホーナーは、F1はデバイスが完全にテストされ、洗練されるまで新しいコックピット保護システム『シールド』の導入を控えるべきだと考えている。F1イギリスGPの金曜フリー走行では、フェラーリのセバスチャン・ベッテルが透明なオープン型キャノピーの『シールド』を初めてテストしたが、眩暈を感じたとして1周で走行を取りやめた。
走行後、セバスチャン・ベッテルは、スクリーンが湾曲していることもあり、視界が歪んであまり良くなく、ストレートでヘルメットが前方に押し付けられるように感じたと述べた。「セバスチャンのコメントを読んだ感じでは、あまり人気があるようではなかったね」とクリスチャン・ホーナーはリポーターにコメント。「現時点では来年導入するには未完全なコンセプトだと感じている。水曜日にストラテジーグループで議論されることになると確信している」『シールド』は、飛んでくるデブリからドライバーの頭部を保護するように設計されており、以前のコンセプトである『ハロー』のルックスが批判を招いた後、FIAが新たに選択した。水曜日にジュネーブで開催される会議に出席するフォース・インディアの副チーム代表を務めるボブ・ファーンリーは、2018年のテクニカルレギュレーションはすでにハローかシールドのどちらかで準備されていると述べた。「我々は何かを実行することをコミットしている。我々がどの方向に進むかを決めるだけの問題だ。それは明日議論される」とボブ・ファンリーは Reuters にコメント。「おそらくベストなソリューションは、シールドを据え付けで組み込むことだろう。それに取り組み続け、仕上がった場合に限り、導入することになるだろう」「我々はどちらを完全に評価していくかを決めていくことになる」『シールド』は小さなコンポーネントの衝突を避けるには優れているかもしれないが、『ハロー』は見た目は優れていないが、弾んでくるホイールやより重さのある物に対して大きな保護を提供することができる。会議では今後の空力レギュレーション、レース週末のタイムテーブル、F1 LIVE LONDONのようなプロモーションイベントへのドライバーの出席義務などが議論されるとされている。プロモーションイベントについて、セバスチャン・ベッテルはどっちつかずのコメントをしている。「あまり政治的になることがなければいいね。僕たちはチームと契約しているわけで、商業権保有者と契約しているわけではない」
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